内容説明
そもそも子どもは、どのようにしてことばを獲得していくのか、から説きおこす。言語学者であり精神分析家でもある著者は、障害の分類、検査と治療方法、治療の原則など、言語発達障害に関わる問題を、独自の視点から紹介する。子どもと向きあうすべての人のための、示唆に富んだ解説書。
目次
第1章 子どもの言語獲得の主要な段階(表情と身ぶり;遊び ほか)
第2章 障害の分類(「純粋な」言語障害;「純粋な」障害についての神経学的諸考察 ほか)
第3章 臨床検査(検査対象となる子どもの分類;病歴と両親の同席の問題 ほか)
第4章 治療(治療方針決定の基準;すべての治療に共通の原則 ほか)
著者等紹介
加藤義信[カトウヨシノブ]
1947年生まれ。1974年名古屋大学大学院文学研究科博士課程中退。1983~85年フランス政府給費留学生としてパリ第8大学およびフランス国立健康医学研究所(I.N.S.E.R.M.)に留学。博士(心理学)。愛知県立大学文学部教授
井川真由美[イカワマユミ]
1970年生まれ。1991年同志社女子大学短期大学部英米語科卒。九州日仏学館メディアテーク司書を経て、フランス語翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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