内容説明
南太平洋東部に浮かぶ約一一八の島からなる仏領ポリネシアは、観光地タヒチで知られている。本書は、特殊な風土を紹介するとともに、島々において人びとが居住空間を切りひらいていった歴史や、核実験施設によって著しい成長をとげた経済事情などについて解説する。地理学的データに基づいたガイドブック。
目次
第1章 島という環境の束縛と限界(断片化された空間;高い島々、低い島々;もろい環境)
第2章 人間の空間(人類の到来は遅かった;現代世界に対する遅れた、けれども根本的な統合)
第3章 人間とその支配力(人口の分布と密度;人口爆発と地理的不均衡;人口動態的・衛生的・疫病学的な移り変わり)
第4章 一つの中心、たくさんの周縁(地域形成の現実的基盤;地域差の基盤をなす輸送システム;複数要因から考える類型分類)
著者等紹介
管啓次郎[スガケイジロウ]
1958年生まれ。明治大学理工学部教授(総合文化)。比較詩学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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