内容説明
「バベルの塔」の神話を生んだ、古代メソポタミアの壮麗な都―バビロンは、多くの作家や芸術家を触発してきた。本書は、世界の七不思議といわれる空中庭園などの建築物や都市計画とともに、当時の生活・宗教・宇宙観について解説してゆく。伝説と史実に彩られた聖都の全貌に迫る歴史入門書。
目次
第1章 われわれの史料
第2章 バビロンの歴史(模範そして逆風の時代;新バビロニア帝国)
第3章 ネブカドネツァル二世時代のバビロン(前六〇五~五六二年)(バビロンの都市計画と生活;公用の巨大建築物―世界の不思議バビロン)
第4章 バビロニア文明の終焉
著者等紹介
斎藤かぐみ[サイトウカグミ]
1964年生。1988年、東京大学教養学部教養学科卒。1994年、欧州国際高等研究院(ニース)修了。電機メーカー勤務等を経て、現在フリーの翻訳・文筆業、『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語版発行人、国際基督教大学非常勤助手
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感想・レビュー
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HIDE
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バビロン。聖書ではなんか印象良くない感じでしたが、豊かな都市でした。いくつかの征服者に征服されているのも、地の利があったのでしょう。砂漠の砂に埋もれた、空中庭園や巨大な塁壁など、なんか夢がありますよね。ただ、出てくる名前がぜんぜんおぼえられませんでした。2014/08/16
shin
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世界の中心たるバビロンの姿が詳細に記述されている。ハンムラビ時代やバビロンの終焉のことももっと知りたかったが、資料が残っていないらしい。2012/07/03
Saiid al-Halawi
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ハンムラビ偉大すぎる。それと知らなかったのはジッグラトはシュメール人の専売特許ではなかったこと。カラー写真欲しかったな~2011/04/28
かんろ
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古代メソポタミアの都バビロン。 名前は知ってるけど名前以外何にもちゃんと知らないと思って読んでみた。 古代の都市や生活の発展度興味深いし、宇宙観とかも面白い。これが今に残されてるのも年月考えたらすごいことだよなぁと思いつつ、ナマの文書ベースで書かれてるからなんの知識もない身としては出てくる単語用語が知らないものばかりだから、読むのに骨が折れた。入門書とは…😂2024/12/25
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