サイノフォン<br> 華語文学の新しい風

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サイノフォン
華語文学の新しい風

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  • サイズ 46判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560098752
  • NDC分類 928
  • Cコード C0097

出版社内容情報

まったく新しい文学の風が吹いてきた。
〈サイノフォン=華夷風〉は驚きの連続をもたらしてくれる。
失われた世界の情景を蘇らせ、東アジアの過去を未来に向けて照射する作品群の
鮮烈なきらめきに、興奮を禁じえない。
――野崎歓

華語文学の世界を全方向から紹介する初めてのアンソロジー。
中国から東南アジアまで、リアリズムからSFまで、
多様なスタイルで多元的なテーマを網羅した必読の一冊。
――劉慈欣


近年注目を集めている華語文学の新たな流れを紹介するシリーズ〈サイノフォン〉第一巻。
ここでいう「華語」とは、広く諸方言も含めた中国語を指し、世界各地の華人コミュニティや中国国内において、多元的、流動的、混成的に用いられる。
二十世紀以降のグローバリゼーションの波と華文文化の発展によって生み出された文学は、従来の中国中心主義の「中国文学」の括りに収まらない。サイノフォンとは、中国大陸を含め、東南アジアに根をおろし、枝葉を茂らせる華語文学の多様で豊かな広がりと声の響き合いを重視した文学概念である。台湾やマレーシアなどの声の響き合いから始まり、中国大陸にまで広がって、漢族の文学をも含んでいる。日本植民地時代の影響も大きい。各地の華語文学の系譜に注目し、歴史と記憶、アイデンティティ、移動する中国性の影響を捉え、国家や民族や政治への批判も含んだ対話を志向するものである。
第一巻は、その豊かな広がりを紹介するアンソロジー。香港の高層ビルからチベットの聖なる湖まで、シカゴのバーからマレーシアの原生林まで。小説、旅行記、詩、SFなど、多様な領域から世界を切り取る17篇。

内容説明

近年注目を集めている華語文学の新たな流れを紹介するシリーズ“サイノフォン”の第1巻。香港の高層ビルからチベットの聖なる湖まで、シカゴのバーからマレーシアの原生林まで。小説、旅行記、詩、SFなど、多様なジャンルから世界を切り取る17篇。

目次

1 風土から見えてくるもの(シカゴの死(白先勇)
『グッバイ、イーグル』抄(ダデラヴァンイバウ) ほか)
2 はるかな音とイメージ(傷痕(宋沢莱)
パトゥ(張貴興) ほか)
3 根ざすものと漂うもの(ダヤクの妻(李永平)
子どもの本性(ハジン) ほか)
4 そしてまた歴史へ(父祖の名(ワリスノカン)
旺角の夜と霧(廖偉棠) ほか)

著者等紹介

王徳威[オウトクイ]
ハーバード大学東アジア言語・文明学科、比較文学科Edward C.Henderson講座教授。台湾・中央研究院院士、アメリカ芸文&科学院(American Academy Arts & Sciences)院士。専門は中国語圏文学、比較文学理論・批評

高嘉謙[コウカケン]
台湾大学中国文学系副教授。専門は中国近現代文学、マレーシア華語文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫ぴょん

29
華語文学アンソロジー17作品✨ 1話めから重〜😰 そんなに頑張って頑張って結果それ?え〜😰 最終話の劉慈欣作品目当てだったけど、 いろんなジャンルがあってお腹いっぱい。 劉慈欣「西洋」はSF。 アメリカの自由の女神が中国の○○😱 中国が支配する世界ってかー。 定価3200円✨お高いわねー😅読み応えあるけど。 ってごめんなさい🙄図書館本でございます(汗) 2023/02/20

かもめ通信

22
“サイノフォン”という聞き慣れない言葉と、劉慈欣の名前に惹かれて手にした本。なんでも華語文学の新たな流れを紹介する白水社の新シリーズの第1巻なのだそう。収録作品は全部で17篇。小説、旅行記、詩と作品の種類が様々なら、それぞれの舞台も、上海 チベット、カザフ、香港、台湾、日本、ボルネオ島、シカゴ、ボストンと多彩だ。言語、民族、歴史、社会、アイデンティティ……様々な問いを読む者に投げかけてくる作品ばかり。このシリーズ、今後も追いかけてみようと思わせるのに十分な、読み応えたっぷりのアンソロジーだった。2023/02/24

女神の巡礼者

3
劉慈欣さんの短編が収録されてる!と思って読み始めましたが、とんでもない本でした。サイノフォンとは大陸中国だけでなく、台湾や東南アジア、そしてアメリカなどで中国語(漢語)で発表された作品ということで。中国人の歴史だけでなく、台湾の原住民族、ボルネオの先住民族などの想像を絶する苦難の歴史が描かれます。侵略者としての日本人も描かれ、わずか一世紀程の歴史なのに知らなかったことばかりで深く考えさせられました。劉慈欣さんの、もし中国が世界を支配していたらというSFも興味深かったですが、他の作品が重量級過ぎました。2022/12/15

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