中世の写本ができるまで

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中世の写本ができるまで

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  • サイズ A5判/ページ数 196p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784560098455
  • NDC分類 022.23
  • Cコード C0022

出版社内容情報

解説を聞きながら鑑賞するような楽しみ

 写本制作は盛期ルネサンスまで千数百年にわたって、多様な環境のもと、ヨーロッパの津々浦々で行なわれてきた。その特徴としてすべての事例にあてはまるものがないほどだ。本書はそんな中世の彩飾写本(彩色だけでなく金か銀が施されているものをこう呼ぶ)が作られる工程を、制作に携わったひとびとの視点に寄り添う形で、写本研究の第一人者が解説していく。
 中世に使われていたインクやペンは、今日使われているものとは性質も製法も異なった。挿絵の中の写字生は現代のペンとは違った持ち方をし、文字もじっくり観察すれば、現代のアルファベットとは書き順が異なる。同様に、「挿絵のデザインは誰がどうやって決めたのか?」「インクで書き間違えてしまったら、どう対処したのか?」「羊皮紙ヴェラムの最高級品は本当に牛の胎児の皮製なのか?」といった、写本を鑑賞するうちに浮かんでくる疑問の数々が、オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の写本を中心とする多数の図版とともに検討される。
 西洋中世写本の愛好家にその魅力を伝えつつ、専門家にも貴重な写本の細部について、新たな世界を開いてくれる一冊。

内容説明

ヴェラムの最高級品は本当に牛の胎児の皮製なのか?中世の修道士はどうやって羽根ペンを握っていたのか?挿絵のデザインは誰がどうやって決めたのか?インクで書き間違えてしまったら、どう対処したのか?写本の注文は、どんな風になされたのか?解説を聞きながら実物を鑑賞するような楽しみ。中世写本の制作にまつわる実践的技法の数々を、当時の職人たちの視線で語る画期的試み。写本研究の第一人者がいざなう羊皮紙のミクロコスモス、写本の文化誌。オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の写本を中心に、貴重なカラー図版を79点収録。

目次

1 紙と羊皮紙
2 インクと文字
3 彩飾と装丁

著者等紹介

デ・ハメル,クリストファー[デハメル,クリストファー] [de Hamel,Christopher]
中世写本の第一人者。オックスフォード大学で博士号を取得、サザビーズで中世写本部門の責任者を25年間務めた。2000年よりケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジのパーカー図書館特別研究員に着任、2019年に退職後、現在は同カレッジの終身研究員。『世界で最も美しい12の写本』は「ウルフソン歴史賞」と「ダフ・クーパー賞」をダブル受賞した

加藤磨珠枝[カトウマスエ]
美術史家、立教大学文学部キリスト教学科教授。ローマ大学大学院に留学後、2000年に東京藝術大学美術研究科博士後期課程修了、博士(美術)

立石光子[タテイシミツコ]
大阪外国語大学英語科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

19
活版印刷が普及する以前、人類が知識を頒布する唯一の手段であった、「写本」が実際にどのように、欧州で作られていたかを、羊皮紙の生産から始め、最終的に製本されるまでを通覧したものである。途轍もない労働の集積である。また、人間の知恵や工夫が、注ぎ込まれていることに息を呑む。挿絵やテキストの装飾の美しさは、職人の神技によるものであることは、洋の東西を問わないものであるなと思う。図版も美しく、読めない人間であるぬこ田にも大きな感動を与える。「美しいもの」に対する、新しい扉がぬこ田の前に開かれた、そんな気がした。2021/09/09

18
以前から、中世写本の世界を知りたいと思っていた。日本語で中世写本の制作過程についての本が出版されるのは珍しく、嬉々として手に取った。まず装丁に惹かれた。目次の背景が写本。紙も上質。少しめくっただけでもう最高に美しい本だと思った。内容も、羊皮紙や羽根ペンやインクの説明、写本生を描いた写本画の図版、余白に描かれた写字生が写し漏れた文章のことなど、今まで眺めて美しいと感じるだけだった写本を-依然として文字は読めないが-より楽しむことができるようになった。図版を眺めるだけでも幸福な気持ちになる一冊。2021/09/13

ゆの字

5
あとがきの「学術的背景をもたない愛好家にその魅力を伝える入門書」との言葉通り、素人の自分にもとても分かりやすくて興味深い内容だった。図版も豊富で、かつ美しく、もっと写本について知りたいという欲が出てきた。いいお値段だけど、それ以上の価値がある本だと思う。2021/12/17

Teo

4
実はこの本はページ数の割には高いのです。4,950円。基本的に5,000円未満ならあまり迷わず買う私ですが、ちょっと躊躇った。でもこの本を手にしたのは「本好きの下剋上」が好きなので、当時の写本の事情は知りたいと思って買った。高い理由は、当時の写本をカラーで載せているので紙質がとても良い。その結果、ページ数の割に重い。中身も写本の知らない世界が広がっていて大変興味深かった。そしてここまで書かれたらこれはもう実際に当時の写本を見たいでしょと言う所まで至った。2022/01/25

skr-shower

4
印刷が始まる前、羊皮紙の用意から筆記具の用意、書写をする人の用意、実力を含め1冊の本ができるまでなんと長い道のりか…写本をする人のナイフが不思議だったがおさえだったのか。図版も美しい1冊。2021/09/22

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