戦後経済学史の群像―日本資本主義はいかに捉えられたか

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戦後経済学史の群像―日本資本主義はいかに捉えられたか

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560098172
  • NDC分類 331.21
  • Cコード C0033

出版社内容情報

日本資本主義論争、そして大塚史学以後、日本の資本主義はいかに論じられたか? 従来の戦後論に捉われない新たな戦後へ赴く試み。

内容説明

「近代化」と「豊かさ」をめぐる思索。日本資本主義論争、そして大塚史学以後、日本の資本主義はいかに論じられたか?従来の戦後論に捉われない新たな戦後へ赴く試み。

目次

第1章 内田義彦―近代化への妨げは何か
第2章 大河内一男―労働待遇の改善をどう実現できるのか
第3章 高島善哉―社会をどう変えるか
第4章 小林昇―豊かさの達成に必要な前提とは何か
第5章 水田洋―真の平等とは何か
第6章 伊東光晴―市場は効率的に機能するのか

著者等紹介

野原慎司[ノハラシンジ]
1980年生まれ。2010年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2012年同課程修了。博士(経済学)。現在、東京大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おさむ

37
6人の経済学者を紹介しつつ、「日本型資本主義」とは何なのかを考察する。そもそも日本は西洋で生まれた資本主義を「輸入」した。マルクス経済学の全盛期には、ブルジョア革命を経た2段回革命を目指す講座派と、既に資本主義社会であり、プロレタリア革命を直接の目指す労農派による論争があった。社会主義というオルタナティブが存在していた戦前もしくは戦後の初めは資本主義の分析はわかりやすく、大掴みで捉えることができた。いまはそれがなくなったから、経済学が難解で面白くないのだろう。恥ずかしながら知っていたのは伊藤光晴のみ。2021/07/10

Mealla0v0

4
戦前・戦中から戦後にかけて活躍した経済学者――内田義彦・大河内一男・高島善哉・小林昇・水田洋・伊東光晴――の経歴と思想が紹介・検討されている。明治に始まる近代化以降、日本資本主義はどの程度発達したのか。戦前、日本マルクス主義者は、既に資本主義が発達しており革命は間近とする労農派と未だ不十分なブルジョワ資本主義の確立を経た上での革命を主張する講座派との論争を行った。こうした問題構成は戦後においても続くが、高度経済成長がもたらす変化の意味が問い続けられた。今となっては過去の言説だが、検証すべき課題である。2021/07/28

Go Extreme

2
経済学史家への焦点 場所の理論 戦後とは何だったのか 戦後:大きな物語が有効であると信じていた時代 近代化への妨げは何か 労働待遇の改善をどう実現できるか 社会をどう変えるか 豊かさの達成に必要な前提とは何か 真の平等とは何か 市場は効率的に機能するか 研究の細分化・現代批判の共有言語の喪失→現代批判が批判を超えて何らかの共有された理想・目標へと結びつき難い時代・資本主義を超える統一像を打ち出せず2021/01/27

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