中国・アメリカ 謎SF

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中国・アメリカ 謎SF

  • 柴田 元幸/小島 敬太【編訳】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 白水社(2021/02発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560097991
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

内なる遠い世界へDIVE!

 謎マシン、謎世界コンタクト、謎の眠り―。朗読劇『銀河鉄道の夜』で10年にわたって共演し、文学的感性が共鳴しあう柴田元幸と小島敬太が贈る魅惑の〈謎SF〉アンソロジー。
 中国・広州に活動拠点を移した小島は、SFブームに沸く中国に滞在中に買いあさり読みあさってきた中から、柴田はアメリカの現代文学最前線をさらに掘り進め、選りすぐりの面白いSF作品を披露しあう。
 知性が閃き、弾けるユーモア、謎めいた想像力が漂い出る、本邦初の書籍化・全7作品の共演!
 現実世界では、政治的には手を?ぐ関係ではない中国とアメリカだが、〈謎SF〉のもとでは呼応しあうと同時に、明確な違いも見えてくる。
 現代中国とアメリカの作家たちが描く未来像から、逆に照らし出される21世紀とは。
 巻末に柴田と小島の対談を付す。
【収録作品】
「マーおばさん」ShakeSpace(遥控)/「曖昧機械―試験問題」ヴァンダナ・シン/「焼肉プラネット」梁清散/「深海巨大症」ブリジェット・チャオ・クラーキン/「改良人類」王諾諾/「降下物」マデリン・キアリン/「猫が夜中に集まる理由」王諾諾

内容説明

“謎SF”の世界へようこそ!謎マシン、謎世界コンタクト、謎の眠り…中・米の現代文学最前線から、インスピレーションによって紡がれた偏愛の7篇の競演!巻末に柴田元幸×小島敬太の対談を収録。

著者等紹介

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京都出身。米文学者・東京大学名誉教授・翻訳家。ポール・オースターなど翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。また2017年、早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)、および英語版MONKEY責任編集

小島敬太[コジマケイタ]
1980年、静岡県浜松市出身。早稲田大学第一文学部卒業。「NHKみんなのうた」に『毛布の日』を書き下ろすなど、「小島ケイタニーラブ」の名前でシンガーソングライターとして活躍中。台湾・香港でもCDデビューしている。2011年から朗読劇『銀河鉄道の夜(with古川日出男・管啓次郎・柴田元幸)』に出演および音楽監督を担当。13年から、温又柔との朗読と演奏によるコラボレーションpontoを開始。18年8月から中国・広州に拠点を移す。19年、広州市人民政府広報局から「新時代広州文化交流大使」に任命される。シンガポール、インドネシア、フィンランドなどの国際文芸フェスにも多数参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

57
中国とアメリカの短篇小説でアンソロジーを編むことによって擬似的な国際対話をさせる試み。発想からして面白すぎる。正統派のSF小説は殆どなく、アメリカ側に至っては小説家としての地位を確立している作家は一人もいないのだ。テッド・チャンを思わせる「曖昧機械」、星新一的ユーモアの「焼肉プラネット」、結びが見事な「改良人間」、衝撃の未来世界「降下物」、ラストを飾る、バカバカしくて笑えるのに切ない気持ちにもなる「猫が夜中に集まる理由」。企画の段階で遊び心が溢れているが、収録作品も負けず劣らずユニークな作品ばかりである。2021/01/30

ひさか

42
2021年2月白水社刊。日本未紹介のSF7編のSFアンソロジー。謎SFというタイトルに惹かれました。こういう作品もあるんだという意味では、貴重です。ファンタジー、不条理色が強い。王諾諾さんの2作品が普通な感じで好みです。普通すぎるかも。マーおばさんのアイデアが面白い。収録作:マーおばさん:ShakeSpace(遥控)、曖昧機械―試験問題:ヴァンダナ・シン、焼肉プラネット:梁清散、深海巨大症:ブリジェット・チャオ・クラーキン、改良人類:王諾諾、降下物:マデリン・キアリン、猫が夜中に集まる理由:王諾諾2021/04/21

Shimaneko

33
文字通り中国&米国の新進気鋭の6作家/7作のSF短編アンソロジー。「謎」というキーワードにこめた思いは分からんでもないが、ちょっとタイトルで損してる感は否めない。ことさら奇をてらった設定ばかりなわけでは全然ないし、むしろ『三体』以降のかなり今っぽい作品群なので。中でも後半の『改良人間』と『降下物』が印象に強く残った。そして「毛布の日」の小島ケイタニーラブにこんな才能があったとは露知らず。中文翻訳の精度については判断しようもないけど、なんなら柴田御大より今っぽくてこなれた訳文のクォリティに二度びっくり。2023/05/06

くさてる

33
中国とアメリカのSFアンソロジー。といってもゴリゴリのハードSFというよりは着想の妙や奇妙な視点を感じるものばかりで、なるほど「謎SF」だなあと思いました。昭和の日本SFぽい。個人的に面白かったのは、海に棲まう海修道士なる存在を求めて深海を進む人々の話「深海巨大症」、最終戦争のあとの世界にやって来た女性が見た風景と選んだ運命の物語「降下物」、まさかそんな理由が!猫、すごいけどせつなすぎる!な「猫が夜中に集まる理由」などでした。一風変わったアンソロジーとしてお薦め。  2021/05/01

空猫

30
日本では無名の中・米国SF作品アンソロジー。インターネットワークは脳内のシナプスとの類似性は誰かも言ってたな『マーおばさん』が割りとお気に入り。国内未発表ということはまだ青いって事では、なぞと意地悪く思っていたが、やはり誰かの初期作品のような、焼き直しのような、そんな印象だった。2021/04/05

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