出版社内容情報
内なる遠い世界へDIVE!
謎マシン、謎世界コンタクト、謎の眠り―。朗読劇『銀河鉄道の夜』で10年にわたって共演し、文学的感性が共鳴しあう柴田元幸と小島敬太が贈る魅惑の〈謎SF〉アンソロジー。
中国・広州に活動拠点を移した小島は、SFブームに沸く中国に滞在中に買いあさり読みあさってきた中から、柴田はアメリカの現代文学最前線をさらに掘り進め、選りすぐりの面白いSF作品を披露しあう。
知性が閃き、弾けるユーモア、謎めいた想像力が漂い出る、本邦初の書籍化・全7作品の共演!
現実世界では、政治的には手を?ぐ関係ではない中国とアメリカだが、〈謎SF〉のもとでは呼応しあうと同時に、明確な違いも見えてくる。
現代中国とアメリカの作家たちが描く未来像から、逆に照らし出される21世紀とは。
巻末に柴田と小島の対談を付す。
【収録作品】
「マーおばさん」ShakeSpace(遥控)/「曖昧機械―試験問題」ヴァンダナ・シン/「焼肉プラネット」梁清散/「深海巨大症」ブリジェット・チャオ・クラーキン/「改良人類」王諾諾/「降下物」マデリン・キアリン/「猫が夜中に集まる理由」王諾諾
内容説明
“謎SF”の世界へようこそ!謎マシン、謎世界コンタクト、謎の眠り…中・米の現代文学最前線から、インスピレーションによって紡がれた偏愛の7篇の競演!巻末に柴田元幸×小島敬太の対談を収録。
著者等紹介
柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年、東京都出身。米文学者・東京大学名誉教授・翻訳家。ポール・オースターなど翻訳多数。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞。また2017年、早稲田大学坪内逍遥大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)、および英語版MONKEY責任編集
小島敬太[コジマケイタ]
1980年、静岡県浜松市出身。早稲田大学第一文学部卒業。「NHKみんなのうた」に『毛布の日』を書き下ろすなど、「小島ケイタニーラブ」の名前でシンガーソングライターとして活躍中。台湾・香港でもCDデビューしている。2011年から朗読劇『銀河鉄道の夜(with古川日出男・管啓次郎・柴田元幸)』に出演および音楽監督を担当。13年から、温又柔との朗読と演奏によるコラボレーションpontoを開始。18年8月から中国・広州に拠点を移す。19年、広州市人民政府広報局から「新時代広州文化交流大使」に任命される。シンガポール、インドネシア、フィンランドなどの国際文芸フェスにも多数参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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