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出版社内容情報
「核ある世界」にどのように向きあうのか?
広島・長崎から、冷戦、軍事、科学者、兵器開発、諜報、地政学、原発まで、「核」をめぐるあらゆる論点を、史料と最新研究を駆使して、英国の元外交官(モスクワ駐在大使)であり現代史家(『モスクワ攻防1941』『アフガン侵攻1979-89』)が、徹底検証する。
歴史とリアルな外交の重みを知り尽くした、卓越した思索は、英米ソの3カ国がやがて英米ロへと移りゆく4分の3世紀を、時系列に沿ってたどる。この間、核兵器がどのように進化し、各国政府がそれぞれの時代に、この鬼子をどう扱い、どう認知し、「最終戦争(ハルマゲドン)」を回避してきたのかを、丹念に追っている。具体的には、核兵器開発から始まり、原爆投下、ケネディ対フルシチョフ、レーガン対ゴルバチョフの冷戦期を経て、21世紀の「今そこにある脅威」に至るまで、「終末時計」の針の動きに目を凝らす。
米・ロ・イラン・北朝鮮の核をめぐる緊張が高まる現在、われわれは「核ある世界」にどのように向きあい、「核なき世界」(オバマ元米大統領)の実現に努めればよいのか? 唯一の被爆国、核の傘の下で「非核三原則」を掲げる日本が貢献すべきは何なのか? 「人類と核」の歴史から学ぶ意義は大きい。
内容説明
「核なき世界」は実現可能なのか?「核ある世界」にどのように向きあうのか?広島・長崎から、冷戦、軍事、科学者、兵器開発、諜報、地政学、原発まで、「核」をめぐるあらゆる論点を、英国の元外交官・現代史家が徹底検証する。カラー口絵写真収録。
目次
第1部 プロメテウスの火(日本壊滅;無限に触れて;一千個の太陽よりも明るく;一瞬の閃光)
第2部 システムを構築する(戦略という名の誘惑;想定外を想定する;勝利戦術の更新;小さな島国の戦略)
著者等紹介
平賀秀明[ヒラガヒデアキ]
1956年生まれ。早稲田大学卒業。中国通信社、共同通信社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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sayan