パリ左岸―1940‐50年

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パリ左岸―1940‐50年

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  • サイズ B6判/ページ数 427p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560097199
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0022

出版社内容情報

目まぐるしく移りゆく社会情勢と世相を背景に、戦後、新たな時代の幕開けを彩り、歴史に名を刻む人々の人生が交錯する瞬間を活写する

内容説明

詩人、作家、思想家、画家、彫刻家、写真家、歌手、俳優、映画監督、ジャーナリスト、政治家…戦後、新たな時代の幕開けを彩り、歴史に名を刻んだ人々の青春。再生するパリを舞台に、それぞれの人生が交錯する瞬間を活写する!「光の都」パリが最も輝いた時代。

目次

1 戦争がわたしの先生だった―一九三八年七月‐一九四五年八月(陥落;選択;闘争;欲望)
2 「現代」―一九四五年秋‐一九四六年十二月(存在の哲学;欲望と解放;第三の道)
3 行動の曖昧さ―一九四六年十二月‐一九四八年六月(共産主義者にならずにすますには;恋愛、流儀、麻薬、孤独;行動と意義;「巴里の憂鬱は強力な気付け薬」)
4 感覚に磨きをかける―一九四八年六月‐一九五〇年(「あっちが芸術を独り占めしているのに、こっちはドルで懐を膨らませているだけ」;神経を刺激する;怒り、恨み、しくじり;権利擁護;告別、そして新しい夜明け)

著者等紹介

ポワリエ,アニエス[ポワリエ,アニエス] [Poirier,Agn`es]
1975年パリ生まれのジャーナリスト、作家。パリ政治学院で政治学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで国際史を学ぶ。「ラジオ・フランス」のプロデューサーを務め、「ル・モンド」(仏)、「ガーディアン」(英)、「ニューヨーク・タイムズ」(米)等に定期的に寄稿。カンヌ映画祭の英国映画関連の顧問、2015年にはBBCの討論番組「デイトライン・ロンドン」のパネリストを務める。2018年に刊行された著書『パリ左岸―1940‐50年』は「タイムズ」と「テレグラフ」の「2018年の良書」に選ばれ、数か国語に翻訳されている。現在、パリとロンドンを拠点に活躍中

木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年生まれ。京都大学経済学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

91
当初千頁にもなる本書の原稿を削り、1940年から10年間のセーヌ左岸、6区サン=ジェルマン・カフェ・ド・フロール周囲でサルトルとボーヴォワールを中心に交流した数多くの芸術家たちを描いたドキュメンタリーである。カミュ・ピカソ・ベケット・ソール・ベロ―・ジャコメッティ・ボリス・ヴィアンからマイルス・デイヴィス、トリュフォーまで。当時のアメリカとの違いも歴然であり「この街はひとと出会うように意図されている。偶然の出会いが、パリでは意図されたもののように感じられる」人々の濃密すぎる交歓にパリの息吹を感じた。2021/06/27

星落秋風五丈原

41
第二次大戦開始から占領、傀儡政府、パリ解放を経て終戦、激動の時代に生きた芸術家たちの群像。読み応えがありました。タイトルは一九四〇年から五十年までとなっているが、本書はそれより二年前の一九三九年から始まる。その年、ドイツがソ連と不可侵条約を結んで東の守りを固め、九月にはイギリスとフランスがドイツに宣戦布告して第二次大戦が始まる。その直前、ルーヴルの『モナリザ』をはじめとする美術品の避難大作戦が始動する。ドイツの初期の勢いが凄まじかったもので、一九四〇年六月にはドイツ軍はパリ入場を果た2019/10/28

ケイトKATE

36
1940年ナチス・ドイツ占領から、1944年の解放、戦後復興まで10年間のパリを舞台に、サルトル、ボーヴォワール、カミュなど、誰もが知っている知識人、作家、芸術家達の活躍が描かれている。私個人として、パリの黄金時代は、19世紀末から第一次世界大戦直前のベルエポックだと思っている。でも読んでいると、この時代も黄金時代であったことは間違いない。過去の価値観と決別して、新しいものを創り出そうとする当時の人々の姿がキラキラと輝いている。本当に羨ましく感じるし、当時のパリを見に行きたいという気分にさせてくれる。2021/05/17

松本直哉

28
何百もの人物が去来するこの浩瀚な年代記の最後のページがボーヴォワールによって閉じられるのはたぶん偶然でなく、彼女とその精神的姉妹と娘たちがこの大河のなかのもっとも豊かな水脈だったような気がする。従来の男性中心の文学史に抗して著者が描く、ケストラーの暴力、カミュの尊大、メルロポンティの身勝手、サルトルの多情に翻弄されて打ちひしがれる女性たちの声を傾聴し代弁するボーヴォワール。政治的な第三の道は挫折しても、彼女が声をあげたことによる女性の自由の獲得は、今のフランスを見る限り、決して失敗していないように思われる2021/02/27

風に吹かれて

20
詩人、作家、思想家から歌手、俳優まで、10年の間にパリ左岸で恋し思索し歌い演技し絵を描いた人々がたくさん登場する。私などは知らない人々も多く登場する。思いのほか女性がたくさん取り上げられていると感じた。サルトルよりボーヴォワールに重きをおいているように感じた。1949年の『第二の性』発表が時代を一区切りにし新たな女性の時代を生んだということを意味しているのかも知れない。➡2021/04/22

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