出版社内容情報
たくさんの鳥とくらす風がわりな男との出会い、夜ふけの雪の町をさまようふたりの少年、不思議ななりわいをいとなむ叔父さんとの奇妙な日々……。うらぶれた路地裏が、冒険にみちていた子供時代のお話です。
内容説明
うらぶれた路地裏が冒険と発見に満ちていた子供時代を叙情豊かに描くデビュー短篇集。夏になるとどこからか現れる行商人の秘密を知った「パラツキーマン」。高架下の廃屋でたくさんの鳥たちと暮らす風変わりな男との邂逅を描く「血のスープ」。少々ネジが飛んでいるけれど子供たちのいい遊び仲間だった「近所の酔っ払い」。人生の岐路に立った少年二人が夜更けの雪の町をさまよう「長い思い」。映画の恐怖が現実に忍び込んできて逃げ惑う少年を描く「ホラームービー」。不思議な生業を営む叔父との奇妙な日々が胸を打つ結末に行きつく「見習い」など珠玉の11篇に、日本版特別寄稿エッセイを収録。
著者等紹介
ダイベック,スチュアート[ダイベック,スチュアート] [Dybek,Stuart]
1942年シカゴ生まれの作家・詩人。ポーランド系移民の子として労働者階級が暮らす地域で育つ。『シカゴ育ち』(1990)収録の「荒廃地域」「熱い氷」「ペットミルク」ですぐれた短篇小説に贈られるO・ヘンリー賞を受賞。ウェスタンミシガン大学、ノースウェスタン大学で文学を教えながら創作活動を続けている
柴田元幸[シバタモトユキ]
翻訳家。アメリカ文学研究者。訳書の他、著書『生半可な學者』(白水Uブックス、講談社エッセイ賞受賞)、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケイ
りつこ
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
あーびん
DEE