我的日本―台湾作家が旅した日本

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560096680
  • NDC分類 925.78
  • Cコード C0098

出版社内容情報

気鋭の台湾作家18名が見た日本

日本と歴史的に深くつながり、親日でも知られる台湾。日本が好きで何度も訪れている台湾作家も多い。台湾作家たちは、日本のどんなところを訪れ、何を思うのか? 
本書は、現在活躍している1952年?88年生まれの台湾作家(小説家、ノンフィクション作家、劇作家、詩人など)一八名による日本紀行のオリジナルアンソロジーである。
京都に通いつめ、日本文化に肉薄したものや、日台の歴史上の関わりを考察したもの、『潮騒』の舞台を訪れたもの、東京の花見や大阪弁について綴ったもの、旅先で東日本大震災に遭遇した経験やその後に東北を訪れた紀行文など、いずれも独自の視点で捉えられ、ユーモアに溢れている。
『鬼殺し』で話題を呼んだ甘耀明は、飛騨国分寺で年越しの願かけをした体験を、台湾での風習を想起しながら書き下ろした。『歩道橋の魔術師』の著者、呉明益は、神奈川県大和市高座海軍工廠跡地を訪れ、第二次大戦中に多くの台湾少年が働いて命を落としたことや、三島由紀夫がかつて高座工廠職員宿舎に住み、台湾少年兵たちと触れ合っていた事実をつきとめ、高見順や尾崎士郎など日本作家の戦争に対する姿勢を問うている。
日本の読者は、本書を通して日本の知られざる一面を知ることになるだろう。そして自分たちの文化や習慣を新鮮な目で捉え直すきっかけになるはずだ。

呉 佩珍[ゴ ハイチン]
編集/翻訳

白水 紀子[シロウズ ノリコ]
編集/翻訳

山口 守[ヤマグチ マモル]
編集/翻訳

内容説明

甘耀明、呉明益、王聡威ら気鋭の台湾作家18名は日本に何を見たのか。ユニークな日本文化の考察から東日本大震災の体験まで。

目次

飛騨国分寺で新年の祈り
思い出のかけら
寺院の日常
いつかあなたが金沢に行くとき
最高の季節
はい、私は日本へお花見に行ったことがないんです
「あの時」、僕は東京にいた
羊をめぐる冒険
仙台の思い出
熊本城とは
金魚に命を乞う戦争――私の小説の中の第二次世界大戦に関するいくつかのこと
美女のように背を向けて、あなたと話す。あの冷たい日本語で
阪堺電車の時間
日暮れの日暮里
夫と子どもを捨てて、何もしないで過ごす革命の旅
母を連れて京都へ行く、ときには叔母さんもいっしょに
京都のパイプ
門外漢の見た京都

著者等紹介

呉佩珍[ゴハイチン]
1967年、台湾・高雄生まれ。国立政治大学台湾文学研究所准教授。筑波大学文芸言語研究科博士(学術)。専門は日本近代文学、日本統治期日台比較文学、比較文化。東呉大学日本語文学系助教授の教歴がある。国立政治大学台湾文学研究所所長

白水紀子[シロウズノリコ]
1953年、福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修了。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授。専門は中国近現代文学、台湾現代文学、ジェンダー研究。北京日本学研究センター主任教授、台湾大学客員教授を歴任

山口守[ヤマグチマモル]
1953年、長野県生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科中国文学専攻修了。日本大学文理学部教授。専門は中国現代文学、台湾文学及び華語圏文学。台湾大学、上海復旦大学、北京師範大学等での教歴もある。日本台湾学会名誉理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

42
台湾の作家達による日本についてのエッセイ集。所謂団体旅行の話は一つもなく、行き先も東京、京都の他、金沢や仙台、阪堺電車に乗る話まで(!)、バラエティに富んでいる。震災の時に東京にいた話が印象的だった。短編小説を読むような、ノスタルジックな映画を見るような、自分の知らない日本を見せてくれたような気がする。 2019/02/20

おさむ

37
新聞の書評でとりあげられていたので読みました。旅は人を詩人にすると言いますが、これはすこぶる良書です。こういう素敵な出会いがあるから読書はやめられません。台湾人作家の日本紀行集ですが、私たち日本人以上に歴史や文化精通していてとにかく驚き。日本に対するリスペクトも滲み出て、こちらが恐縮するぐらいです。逆にどれだけ私たちはかつての併合を含めて台湾の歴史を知っているのか、問われている気がしました。2019/02/28

星落秋風五丈原

27
日本の綺麗な所を沢山紹介してもらった気がします。2019/01/23

yyrn

22
たいがいの日本人なら、行ったことはなくても、ロンドンやパリ、ニューヨークの観光情報は巷に溢れているので知っていると言うだろうが、この本に登場する台湾の作家18人のエッセイはどれも、そのレベルをはるかに超えて、日本人以上に日本の歴史や行事、地方を良く知っているので驚く。各話からどの作家も何度も日本を訪れていることが分かるし、親日家ばかりの偏った文章なのかと思えば、出典となった本や雑誌は様々なので、「日本」が台湾の人々にとって関心の高い情報源なのだなということも察しが付く。日台友好をこれからも大切にしたい。2019/04/04

Sakie

15
若い作家の滞在記から、老練な作家の深みの際立つ随想まで、幅広い18篇。「在飛騨國分寺、新年許願」や「没有、我没有去過日本看櫻花」など、同胞向けに書かれたものを日本語に翻訳し、編んだものだ。日本の作家の外国滞在記はよく読むが、逆は不思議な感覚がすると知った。また、私の持ち合わせない教養と感性で、京都や建築や言葉に傾倒していただけることに感謝しつつ、いつか私もこんな風に台湾のことを思えるくらい、台湾に通ってディープに味わいたいと思う。恥ずかしながら読んだことのある作家は皆無なので、ぼちぼち読んでいこう。2019/08/19

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