出版社内容情報
植物や動物と〈自己〉はどこが違うのか? その本質的差異を考察する哲学的人類学の名著。解説=木田元。
内容説明
植物や動物と、人間の“自己”は、どこが違うのか?ユクスキュルの環境世界論をもとに、その本質的な差異について考察してゆく哲学的人間学の名著。
目次
宇宙における人間の地位
観念論―実在論(実在性の問いに先行する諸問題の選別、配列および解決;本来的な実在性問題)
著者等紹介
シェーラー,マックス[シェーラー,マックス][Scheler,Max]
1874‐1928。ユダヤ系のドイツの哲学者。フッサールに師事し、現象学の方法を、精神科学・心理学・倫理学・宗教哲学へと展開させてゆく。ワイマール期ドイツにおける乱立したイデオロギー状況を克服するために“知識社会学”を、混迷した人間観を再構築するために“哲学的人間学”を提唱する。ハイデガーの『存在と時間』やメルロ=ポンティの著作にも強い示唆を与えた
亀井裕[カメイユタカ]
1921年生まれ。1944年東大文学部卒。倫理学専攻。東北大学名誉教授
山本達[ヤマモトタツ]
1941年生まれ。1970年東北大大学院博士課程中退。倫理学専攻。福井大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 速修スペイン語会話