出版社内容情報
クレムリンの皇女は父親の名前の重圧を背負い、過酷な運命から逃れようとした……。まさに「20世紀史」を体現した波瀾の生涯。
内容説明
「あなたがスターリンの娘に生まれたとしよう。それは現実にはすでに死んでいることを意味している」父親の名前の重圧を背負い、過酷な運命から逃れようとした波瀾の八十五年。生誕から、母親の死、粛清の嵐、スターリンの死、結婚と離婚、アメリカ亡命まで、まさにもう一つの「20世紀史」。写真多数収録。
目次
プロローグ 亡命劇
第1部 クレムリンの皇女(陽の当たる場所;母のない児;女主人と従僕 ほか)
第2部 ソ連の現実(亡霊の復活;大元帥閣下の娘;雪どけ以後 ほか)
第3部 アメリカへの亡命(イタリア風コミック・オペラ;外交狂騒曲;弁護士の出番 ほか)
著者等紹介
サリヴァン,ローズマリー[サリヴァン,ローズマリー] [Sullivan,Rosemary]
詩人、短篇小説作家、伝記作家、文芸評論家、書評家、コラムニスト。トロント大学の名誉教授であり、グッゲンハイム財団、カマルゴ財団、トルドー財団から奨励金を得ている。また、ローン・ピアス勲章の受章者であり、文学と文化への貢献を認められてカナダ王立協会から表彰され、カナダ四等勲爵子の称号を有する
染谷徹[ソメヤトオル]
1940年生。東京外国語大学ロシア語科卒。ロシア政治史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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