出版社内容情報
台北近郊の第四原発が原因不明のメルトダウンを起こした。生き残ったエンジニア・林群浩の記憶の断片には次期総統候補者の影が……。
伊格言[イ カクゲン]
1977年台南生まれ。台湾の作家。短篇小説集『甕中人(大甕の中の住人)』(2003年)で国際的な注目を浴び、初の長篇小説『噬夢人(夢を噛む者)』(2010年)が台湾文学長篇小説金典賞を受賞。『零地點(グラウンド・ゼロ)』(2013年)では呉濁流長篇小説賞及び華文SF星空長篇小説賞をダブル受賞した。現在は国立台北芸術大学で講師を務めながら、文学評論などを含めた幅広い執筆活動を続けている。2016年からは作家張耀升、陳栢青と共にインターネット上の文学評論「外辺世界」を発表している。
倉本 知明[クラモト トモアキ]
1982年香川県生まれ。立命館大学先端総合学術研究科卒、学術博士。台湾文藻外語大学助理教授。専門は比較文学。訳書に蘇偉貞『沈黙の島』(あるむ出版、2016年)がある。
内容説明
台北近郊の第四原発が、原因不明のメルトダウンを起こした。生き残った第四原発のエンジニア・林群浩の記憶の断片には次期総統候補者の影が…。戦慄の至近未来サスペンス。呉濁流文学賞、華文SF星雲賞受賞。
著者等紹介
伊格言[エゴヤン]
1977年台南生まれ。国立台湾大学心理学科、台北医学大学医学学科卒業、淡江大学中国文学研究科修士。本名は鄭千慈。聯合文学小説新人賞や自由時報文学賞、林栄三文学賞など各種新人賞を受賞。2003年、短篇小説集『甕中人(大甕の住人)』がドイツのライプツィヒ、フランクフルト・ブックフェアの選書に選ばれ、新世代作家の一人として大きな注目を集めた。07年、マン・アジア文学賞(Man Asian Literary Prize)にノミネートされる
倉本知明[クラモトトモアキ]
1982年香川県生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科修了、学術博士。台湾文藻外語大学助理教授。専門は比較文学。台湾・高雄在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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