ぜんぶ落語の話

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560095201
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0076

出版社内容情報

噺家のさまざまな物語を中心に、戦争前後の落語界の変遷、演劇や俳句との関係などを重層的に織りなす、通をも唸らせる高質エッセイ。薀蓄の心地よさ
 落語評論の第一人者としても知られる著者による、味わい深いエッセイ集。2004年5月から16年3月まで、読売新聞夕刊に「落語のはなし」として足かけ12年にわたり好評連載されたものを、掲載順にまとめた。
 落語が燦然と輝いていた時代、夏目漱石が『三四郎』で、三代目柳家小さんと「時を同じうして生きてゐる我々は大變な仕合せである」と述べたように、著者は古今亭志ん生、八代目桂文樂、三代目三遊亭金馬、三遊亭圓生、五代目柳家小さんらの一席一席を楽しむ機会に恵まれていた。
 その体験を基にしながら書かれたエッセイはどれも読者を唸らせる。噺家のさまざまな物語を中心に、戦争前後の落語界の変遷、演劇や俳句との関係など、落語国を重層的に織りなす内容で、気楽な雰囲気でありながら高質を保ちつつ、薀蓄とはこんなものかと読者を落語国の世界に誘ってくれる。
 最終章、著者の親しかった噺家への追悼を集めた一章は、著者の評論に対する姿勢を感じさせる、殊に秀逸な内容に溢れている。随所に収められた唐仁原教久による挿絵も、読書の楽しみをいや増してくれる。

矢野 誠一[ヤノ セイイチ]
1935年東京生まれ。文化学院卒。芸能・演劇評論家。著書に「志ん生のいる風景」「女興行師吉本せい」「落語手帖」など。

内容説明

薀蓄を存分に傾けながら、通俗性を自在に語る、通ならではの高質エッセイ。

目次

1 志ん朝前後
2 襲名
3 戦争と落語
4 占領下の落語
5 身のまわり
6 落語家の俳句
7 人と落語家
8 落語と芝居
9 レクイエム六人

著者等紹介

矢野誠一[ヤノセイイチ]
1935年東京生まれ。文化学院卒。芸能・演劇評論家。菊田一夫演劇賞、読売演劇大賞選考委員。芸術祭文部大臣奨励賞(1967年)、第10回大衆文学研究賞(1996年)、第14回スポニチ文化芸術大賞優秀賞(2006年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりくに

48
本書は矢野さんの2004年から10年程の新聞の連載。彼は若い人達に「しんぶん爺い」と呼ばれている、と。「しんぶん」すなわち「志ん生・文楽」。このレビューは私の好きな「しん」ー志ん生親子の話を。まず、「志ん生」。彼が小泉信三さんの御贔屓を得たのは有名だが、その付き合いを志ん生の娘さんは「仲よし」と。小泉は志ん生の「大津絵・冬の夜に」(俗曲)に毎回激しく嗚咽した、と。小泉の亡くなったすぐ後の独演会で三席演じてから、「小泉信三をしのび」として「冬の夜に」をうたい、楽屋に戻って壁に向かってひとりで泣いた、と。→2021/02/05

kaz

3
著者が讀賣新聞夕刊に掲載した記事を、掲載順にまとめたもの。2004年5月から2016年3月まで、不定期で中断もあった連載にもかかわらず、明確なテーマ順になっているところがスゴイ。本人があとがきで書いているように「しんぶん爺い」然とした書きぶりがちょっと気になるし、また現役の落語家の藝に触れた回数は年に数回あるいかどうかというとおり、事実誤認の部分も見て取れるが、貴重な楽屋話として楽しめる。 2017/04/02

magichour

2
従軍や禁演落語、ヒロポン蔓延など落語の経た時代。志ん生、圓生〜志ん朝、談志の活躍した時代の熱が伝わってくる。2021/01/17

ハル2

0
また落語の楽しみを教えてもらいました。2016/12/17

お抹茶

0
昔の落語家の評論。2020/01/17

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