21世紀のイスラム過激派―アルカイダからイスラム国まで

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  • サイズ B6判/ページ数 287,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560095072
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

イスラム原理主義組織の成り立ちや歴史的背景から、組織に属さない「ローンウルフ」の若者まで、過激化するメカニズムを解き明かす。過激化するメカニズムを解き明かす
 アルカイダの創始者ウサマ・ビンラディンが米軍によって殺害されてから5年が過ぎ、公的には「対テロ戦争」は完了した。この間、過激派対策に膨大な量の血と財が注ぎ込まれた。新たな法が制定され、治安当局の権限が強化された。にもかかわらず、イスラム武装勢力は衰えを見せないばかりか、かつてない脅威となっている。
 イスラム過激主義が生きながらえ、しかも拡散し脅威を強めたのはなぜか。彼らの暴力とユートピア的メッセージがこれほど多くの人の心をつかむのはなぜか。彼らの脅威はどれほど現実的なのか。この現象はなぜこんなにも粘り強く続いているのか。今後数十年間で彼らはどう進化していくのか――。本書はこれらの問いに対する答えを示すものである。
 中東をはじめ世界各地の紛争地域を長年取材してきた著者は、グローバル・ジハードの起源から説き起こし、アルカイダ、イスラム国、さらにローンウルフ(一匹狼)に至るまで、イスラム過激派とそのシンパがたどってきた道を丁寧に掘り起こす。彼らが過激化するメカニズムを解き明かす戦慄のノンフィクション。宮田律氏(現代イスラム研究センター理事長)推薦!

ジェイソン・バーク[バーク]
英国のジャーナリスト。1970年、ロンドン生まれ。1998年、『サンデー・タイムズ』記者としてパキスタン、アフガニスタンを取材。その後、『オブザーバー』特派員、『ガーディアン』特派員として、2001年以降のアフガニスタン紛争、2003年のイラク戦争など世界各地の紛争地を駆け巡り、とくにイスラム原理主義組織に関する報道には定評がある。現在はヨハネスブルクを拠点にアフリカ各地で取材活動を続けている。著書に『アルカイダ』(講談社)のほか、On the Road to Kandahar、The 9/11 Warsがある。

木村 一浩[キムラ カズヒロ]
1969年宮城県生まれ。上智大社会学科卒業。93年共同通信社に入社。大阪社会部、外信部などを経て2003年からカブール支局長、カイロ特派員、ワシントン特派員など。15年からカイロ支局長。共訳書に、スティーブ・コール『アフガン諜報戦争』(白水社)。

内容説明

長年イスラム過激派を取材してきた著者が、今後のテロの形態に関する確かな根拠を示す労作。新たな地理的な広がりや、ISの潤沢な資金源などをかつてないほど詳細に紹介し、過激派の「今」を伝える。過激化するメカニズムを解き明かす戦慄のノンフィクション!

目次

第1章 イスラム武装勢力の興隆
第2章 グローバル・ジハードの起源
第3章 アルカイダと、イスラム国の起源
第4章 イスラム国
第5章 関連組織
第6章 カリフのパレード
第7章 指導者なきジハード
第8章 ムーブメント(運動)
第9章 新たな脅威

著者等紹介

バーク,ジェイソン[バーク,ジェイソン] [Burke,Jason]
英国のジャーナリスト。1970年ロンドン生まれ。98年『サンデー・タイムズ』記者としてパキスタン、アフガニスタンを取材。その後、『オブザーバー』や『ガーディアン』の特派員として、2001年以降のアフガニスタン紛争、イラク戦争などの戦争報道に従事

木村一浩[キムラカズヒロ]
1969年宮城県生まれ。上智大学社会科卒業。93年共同通信社に入社。大阪社会部、外信部などを経て2003年からカブール支局長、カイロ特派員、ワシントン特派員など。15年からカイロ支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

52
イスラム武装勢力の派生から現代に至る歴史。思想、理想、そして構想の異なる他派閥。言葉の定義の曖昧さも加わり、”国家”との紛争の勝敗も曖昧。アルカイダ、ISから中東・アフリカの一匹狼が、如何にヒト・モノ・カネに繋がるかと共に、ITを隠れ蓑とするのが近代戦のパラドックス。単なる宗教戦争ではなく、経済、民族、政治など多面に渡る背景故の絶えざる武装勢力への支援ではなかろうか。トレンドのような風潮が薄ら怖い。これぞ、著者の言うテロの定義の根底である恐怖感。2017/03/11

スー

18
イスラム過激派の発生から現在迄が解説されています。ソ連のアフガン侵攻からイスラム対西欧の図式が出来上がり湾岸戦争、チェチェン、ボスニア、ソマリア、イスラエル、9.11と戦いが続くと、イスラム世界の西欧とユダヤ人への怒り憎しみは増幅していく。そしてアラブの春の失敗により若者達は失望しイスラム教に救いを求め厳格な思想にはまってしまう。西欧に住む若者達は差別や閉塞感やどうしようもできない怒りから安らぎを求めた結果、過激思想のサイトや人物に出会い染まってしまう。ISが作った色々な映像に理想を見いだし若者達が後に→2018/08/07

BLACK無糖好き

11
アルカイダとライバル関係にあるIS、又その他武装勢力との関連の詳細な解説。そして何と言ってもアブムサブ・スーリが10年以上前に唱えた思想、世界規模のイスラム革命を成し遂げる長期的戦略「指導者なきジハード」(完全に自己組織型の、指導者も機構もない民衆による反乱、分散し緩やかに結びついた武装勢力が率いる蜂起)が、出現し始めた事を立証している点は本書の肝。その背景にインターネット上の過激派プロパガンダビデオやジハード・サブカルチャーの存在がある。過激派とは時代を先取りするもの、との著者の指摘は大袈裟でもない。 2017/01/21

maimai

3
中東のイスラム教に英仏の若者が魅せられ武装勢力に加担していく。地下資源と武器ウイルスビジネスを糧にしてテロ行為を働いている。デジタル機器を用いて恐怖映像を世界に報道することで恐怖政治を働いている。イスラエルへの攻撃やフランスでの爆破テロと物騒なテロ行為を働いているが、SNSを用いたビジネス化とハイテク化している集団である。 21世期に産まれた過激派集団は何を狙っているのか、また目的は何なのか?アルカイダやISISともに生物化学兵器に関する情報がPCにあるとのことから一層の注意が必要なのではないかと考える。2020/12/18

サンチェス

2
頻繁に世界的なニュースになっている割には実態を知らなすぎるイスラム過激派についての詳しい本。ニュースで流れている情報がいかに断片的であるかがわかる。20世紀にさかのぼる過激派「主要組織」の成り立ちやメディアには登場しない「関連組織」、そしていわゆる「一匹狼」テロリストについて詳述している。従来は中東に渡って訓練を受けた信奉者が西洋でテロを行なっていたが、現在そういった訓練を行えるほど過激派に余力はない(主に無人機爆撃の成果)。しかし過激派の思想は変質しながら若者の間に浸透し、着実に西洋を蝕んでいる。2017/01/10

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