出版社内容情報
「最新かつ最良のプーチン伝」池田嘉郎氏推薦!
本書は、「世界が対峙している男」、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの生誕から、ウクライナ戦争に至る現在までの70年を網羅した、圧巻の伝記だ。
プーチンの幼少年・青年期以来の個人的な資質、その後の経歴から得た歴史観、社会観、手法、西側との関係性を丹念に追いかけ、詳述する。彼自身の言動や各種情報源を無批判に羅列するのではなく、同じ内容に関する彼の発言の変化をとらえた上で比較考察し、さらにその変化そのものから背後にある真相を把握するという、きわめて周到な分析を試みている。これが、本書の記述の信頼性を増し、本格的な伝記たる所以だ。
BBC特派員(モスクワ、ワシントン)を経て、伝記作家として活躍する著者は、ロシアのウクライナ侵攻後に本書に加筆しているが、この暴挙も、以前に執筆した内容に見事に当てはまり、違和感がない。それまでの検証の正しさが、図らずも証明された形となっている。
8年がかりの調査取材によって執筆された本書は、読みやすさと充実のボリューム、高い精度の分析を兼ね備え、類書の追随を許さない。まさに「プーチンの真実」に迫る必読の書。
内容説明
元BBC特派員の伝記作家が、8年がかりの調査取材と精細な筆致で、70年に及ぶ経歴、言動、個性、思考を徹底検証。
目次
第11章 思いこみの炎上
第12章 ロシアという思想
第13章 政体
第14章 タンデム民主主義
第15章 締め付け強化
第16章 仕返し
第17章 ネムツォフ、イノシシソーセージ、リベラリズムの終わり
第18章 エンドゲーム
著者等紹介
ショート,フィリップ[ショート,フィリップ] [Short,Philip]
1945年生まれ。BBC海外特派員(モスクワ、ワシントンなど)を長年務めた後、ポル・ポト、毛沢東、ミッテランの「決定版」とも言うべき大部の伝記を手がけてきた作家。訳書に『ポル・ポト:ある悪夢の歴史』『毛沢東:ある人生 上下』(以上、白水社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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