裏切りの王国―ルポ・英国のナショナリズム

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裏切りの王国―ルポ・英国のナショナリズム

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  • サイズ 46判/ページ数 314p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560094853
  • NDC分類 312.33
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ブレグジットの混乱で見えてきたナショナリズムのうねりを、多方面にわたるインタビューと精緻な歴史検証で描いた渾身のルポ。

内容説明

「裏切られた」という感情の淵源を探る旅。ブレグジット(英国のEU離脱)の混乱で見えてきたナショナリズムのうねりを、多方面にわたるインタビューと精緻な歴史検証で描いた渾身のルポ。

目次

第1部 ブレグジット以前(移民という「記号」;「保険」としてのEU;揺れる北アイルランド;「カフカ的」な議会攻防;極右過激派の台頭;英政界の二人の異端;労働者の支持を失った労働党;宗派で分断された投票;保守党圧勝;浮上する「アングロスフィア」;離脱が駆り立てる独立;チャーチルの振り子)
第2部 ブレグジット以後(コロナが露呈した英国の問題;香港問題とファイブアイズの結束;終わらぬブレグジット、「第二幕」の幕開け;加速する欧州離れ、もう一つの「離脱」;議会主権と国制改革;英国のインド太平洋「回帰」;暴動噴き出す北アイルランド;二つのナショナリズム;重い二十一世紀の「革命」;移民とLGBTを「敵」とするロジック;血の日曜日、ソウェト蜂起、国家の暴力)

著者等紹介

服部正法[ハットリマサノリ]
毎日新聞編集長補佐。1970年、愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業(東洋史学専修)。NHKディレクター、テレビ番組制作会社契約社員を経て、99年、毎日新聞入社。奈良支局、大阪社会部、大津支局などを経て、2012年4月~16年3月、ヨハネスブルク支局長。2019年4月~22年3月、欧州総局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

14
▼著者は毎日新聞元欧州総局長。英国のEU離脱の動きで生じた英国とその周辺の大混乱を生々しく記録したルポである。▼EUに対する英国民の想いは欧州他国と全く違うという事、イングランド、ウエールズ、スコットランド、北アイルランドでは離脱の受け止め方に違いがあるということがよく分かった。▼また安定していたアイルランドと英国の関係に亀裂を生じさせる事件でもあった。そのあたりについて、著者は英国の各地を訪れ、元の政府関係者や政治家、国民の政治的リーダーに直接取材している。▼ブレグジットを知るための必読の一冊である。2024/02/26

MioCastello

13
第一次大戦中アラブ人とユダヤ人双方に大戦終了後にパレスチナでの独立国家樹立を約束した一方で仏露とは地域分割を約束した英国の三枚舌外交。 パレスチナ問題の事の発端は明らかに当時の英国の身勝手さだ。時節柄そこをもっと深く理解したくてこの本を手に取ったが、本書はブレグジッド前後の英国の混乱とナショナリズムの発芽を描いたルポ。題名だけで早とちりした自分の責任であり当書には何の責任もないが拍子抜けした感が大きい。2023/11/04

kuroma831

10
毎日新聞の前欧州総局長によるブレグジット前後のイギリスの取材ルポ。あくまで取材ルポなので市井の人々の声が多いが、イギリスの大物政治家や歴史家への取材を通した、当時のイギリスの世論や政治動向のいろんな文脈が良くわかる。ブレグジット前のドタバタは日本でもよく報じられていたのでおおよその論点は知っていたつもりではあったが、ブレグジット後は一気に報道も減ったので、現地の動向など含めて面白かった。毀誉褒貶あれどジョンソンはやはり一種の怪物政治家ではあるな。2023/12/16

穀雨

9
著者は毎日新聞欧州総局長(当時)。電子版を含む紙上連載をもとにしているため、内容が重複する箇所も散見されるが、現場の多くの人の声を拾い上げており、ブレグジットに至ったイギリス国民の心根を考える一助となっている。かつて、犬養道子が『ヨーロッパの心』(岩波新書)で、イギリス人は自らを「ヨーロッパ人だけど、ヨーロッパ人じゃない」とアイデンティファイしていると述べていたが、本書を読み進むほど、その表現が腑に落ちた。2024/06/11

Melody_Nelson

8
高野秀行氏が絶賛してたので読んでみる(著者は探検部の後輩らしい)。個人的にも英国のBrexitには興味があったが、本書でさらに理解を深めた。特に北アイルランドの状況が丁寧に説明されており、紛争があった時代の痕跡・わだかまりが未だに存在。そして「大英帝国」幻想を引きずっているかのような、EUを離脱しても「アングロスフィア(英語圏諸国)」があるじゃないか的な考え。移民の増加、EU負担金とかEU官僚主義など、様々な要素があったにせよ、このBrexitがどのような結果になるのか、今後も注目していこう。2023/07/19

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