出版社内容情報
フラメンコを日本に広めた第一人者の初のエッセイ
著者は、フラメンコ舞踊家として1987年に独立し、フラメンコを日本に広めることに尽力してきた。2002年に「野村眞里子エルスール・フラメンコ舞踊団」を旗揚げし、15年間にわたり、フラメンコ発祥の地であるセビージャのトリアーナと東京の二重生活を送った。スペイン各地の、日本人がまだほとんど足を踏み入れていないようなところまで歩いて現地の人々と交流し、学んだ歴史と文化、フラメンコのすべてが本書に詰まっている。
ヒターノ迫害の歴史から、洞窟で育まれたグラナダのフラメンコ、鉱山のフラメンコ、スペイン内戦の影響、呪いのかかったフラメンコ、タンゴの起源、フィギュアスケートとの関係、金メダリストの振付師へのインタビュー、フラメンコ曲と踊り、衣装の意味、映画や文学の中のフラメンコ、AIとコラボレーションしたフラメンコ公演に至るまで、スペインとフラメンコの奥深い魅力に溢れる全20章。そこから伝わってくるのは、人生の素晴らしさである。
巻末にフラメンコ用語解説、曲種解説を収録。徳永兄弟(ギター)と小松美保(歌)による音楽9曲がQRコードで聴ける!
内容説明
パリからフラメンコ発祥の地・セビージャのトリアーナへ引っ越し、スペイン各地を歩いて現地の人々と交流し、学んだ歴史と文化、フラメンコのすべて。ヒターノ迫害の歴史から、洞窟で育まれたグラナダのフラメンコ、鉱山のフラメンコ、スペイン内戦の影響、呪いのかかったフラメンコ、タンゴの起源、フィギュアスケートとの関係、フラメンコ曲と踊り、衣装の意味まで、スペインとフラメンコの奥深い魅力に溢れた全20章。
目次
スペインは闘牛とフラメンコの国?
ロマの人々
もう一人のカルメン
偏愛的スペイン映画論
フェデリコ・ガルシア・ロルカとフラメンコ
巡礼に行こう!
プラテーロ広場と私
逆輸入フラメンコ
ちょっと笑えるフラメンコ衣装の話
劇場とタブラオのあいだ〔ほか〕
著者等紹介
野村眞里子[ノムラマリコ]
明治大学大学院フランス文学専攻博士後期課程単位取得、小松原庸子スペイン舞踊研究所を経て、小島章司フラメンコ舞踊団に入団。舞踊団員として劇場公演、イベント、TV番組、CM等に出演。1987年に独立し、アトリエ・エルスール設立。プロデューサーとして『アントロヒア・デル・フラメンコvol.1~5』、『現代詩フェスティバル’95’97‘07』など400以上のイベントのほか、CD、ビデオ、DVD、TV番組のプロデュース、コーディネートも手がける。フランスから国立コンテンポラリーダンスカンパニー、バレエ・アトランティックを招聘して17日間にわたり開催した『現代詩フェスティバル’97ダンス/ポエジー~ある交差配列のこころみ』は、NHK『真夜中の王国』で特集が組まれた。2002年、野村眞里子/エルスール・フラメンコ舞踊団を旗揚げし、『王女メディア』『黒いサラ』『王女メディア―愛の深淵』『ututu』『ututu2010』などを発表。2003年~18年の15年間にわたり、セビージャのトリアーナと東京の二重生活を送る。2011年、「ダンス」と「現代詩」の未来のために“エルスール財団”を設立し、代表理事に就任。“フラメンコ部門”“コンテンポラリーダンス部門”“現代詩部門”の三部門で新人賞を設ける。17年4月、「エルスール財団記念館―詩とダンスのミュージアム」をオープン。講座、ライブなどを多数開催している。日本フラメンコ協会特別正会員。日本フランス語・フランス文学会正会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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