ジョゼフ・コーネル―箱の中のユートピア (新版)

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ジョゼフ・コーネル―箱の中のユートピア (新版)

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  • サイズ 46判/ページ数 526p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560094525
  • NDC分類 712.53
  • Cコード C0071

出版社内容情報

死にとらわれた芸術家の生涯を辿る。

 女優のブロマイド、天体図、貝殻などが箱に収められた作品を、生涯に800点以上制作。そのほか映画制作や雑誌デザインなども手がけたジョゼフ・コーネル(1903-1972)は、デュシャンのレディメイドや、ありふれた廃物を用いたシュヴィッタースなど、すぐれた現代美術の系譜に連なりながらも、ニューヨークの地で新聞や雑誌の切り抜き、衣装の切れ端、B級映画のフィルムといった取るに足らないものに魅せられ、作家人生のすべてを懸け、それらを寄せ集めた作品を作り続ける。「大人のための玩具」やクリスマスの贈り物と見られる一方で、コーネルの作品を見たサルバドール・ダリは羨望から逆上し、「着想はあれとまったく同じで……文字にしたことも誰かに話したこともない。でもまるであいつが盗んだみたいなんだ」と嘆いたという。コーネルはつねに生きている人間を警戒し、安全な距離を保つことを心がけていた。「この世を去った著名人と深く自己同一化し、彼らの人生に自身を没入させるのが大好きだった」。没後50年記念出版。この新版では作品図版の代わりに、原注の翻訳を加え、索引を充実させる。コーネルの生涯を函入りでお届けする。

内容説明

女優のブロマイド、天体図、貝殻などが箱に収められた作品を、生涯に八〇〇点以上制作。没後五〇年。

目次

1903‐17―組み合わせチケット 本券をお持ちの方には次の特典が…
1917‐21―フーディーニを夢見て
1921‐28―セールスマン暮らし
1929‐32―ジュリアン・レヴィ画廊
1933‐36―サルバドール・ダリの消えない記憶
1937‐39―新ロマン主義者の登場
1940‐41―バレエの一夜
1942―異邦からの声
1943‐44―“ベベ・マリー”、または視覚的な所有
1945‐49―ヒューゴー画廊
鳥小屋
イーガンでの歳月
鳥たち
スティブル画廊
ビッグフォードで朝食を
ポップ、美術界を行く
ジョイス・ハンターの生と死
さようなら、ロバート
さようなら、コーネル夫人
グッゲンハイム展
「バスローブで旅をする」
「日の光が差してきた…」

著者等紹介

ソロモン,デボラ[ソロモン,デボラ] [Solomon,Deborah]
1957年生まれ。コーネル大学で美術史、コロンビア大学でジャーナリズムを学ぶ。ジャーナリスト、美術評論家

林寿美[ハヤシスミ]
インディペンデント・キュレーター。国際基督教大学卒業後、1989年よりDIC川村記念美術館(千葉県・佐倉市)に学芸員として勤務し、「なぜ、これがアートなの?」、「ロバート・ライマン」、「ゲルハルト・リヒター」、「マーク・ロスコ」、「ジョゼフ・コーネル×高橋睦郎」などの展覧会を企画。同館を退職後は、ヨコハマトリエンナーレ(2014/2020)や「Robert Frank:Books and Films,1947‐2017」など、内外の展覧会やプロジェクトに携わる

太田泰人[オオタヤスト]
1951年生まれ。美術史家。東京大学、パリ大学に学んだ後、1983年~2011年、神奈川県立近代美術館に学芸員として勤務。「ダダと構成主義」展、「ニコラ・ド・スタール」展、「ジョゼフ・コーネル」展、「ル・コルビュジエ」展、「坂倉準三」展などを担当。2012年~2017年、女子美術大学教授

近藤学[コンドウガク]
1972年生まれ。近現代美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たまきら

34
高校生の時、確かスミソニアンでこの人の展示を見た。そういえば川村美術館にもなかったかな…彼の作品は日本と似合う気がする…。大きな作品だらけの美術館で、この人だけ閉所恐怖症になりそうな、子どもが宝物を隠しているような、箱庭のスケッチのような作品で。奇妙な親密感とのぞき見をしたような罪悪感を覚えました。でも彼の人生については何も知らなかった…。21世紀になって彼についてこれほど詳しい本が出るなんて思っても見なかった。またゆっくり読みたいです。2022/09/16

paluko

13
原題がUtopia Parkway、これはジョゼフ・コーネルが1929年から1972年に死ぬまで住んでいた地名で、実際にユートピアという文字が入っている。バレエ、オペラ、映画その他に関して異様に造詣が深く恐るべき蒐集癖があったコーネル。創作活動に批判的だった母親(同居していた)との確執に悩みながら夜、地下室で作品を制作していた。人・モノ(自作)との関係にこだわりが強くアウトサイダー・アーティストに限りなく近い印象を受ける。また、コーネルと草間彌生、オノ・ヨーコの間に交流があったことを本書で初めて知った。2022/08/29

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