ラヴェンナ―ヨーロッパを生んだ帝都の歴史

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ラヴェンナ―ヨーロッパを生んだ帝都の歴史

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  • サイズ B5判/ページ数 552p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784560094501
  • NDC分類 237.03
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「ヨーロッパの祖母」となった都市の盛衰

 ローマ帝国の中心がコンスタンティノープルに移った4世紀末、西方に新しい都が台頭する。イタリアの都市ラヴェンナにおいて、アリウス派のゴート人とカトリックのローマ人は競って、比類なき建造物とモザイクを次々と創りだした。以来300年にわたりこの町は、学者・法律家・職人・宗教人を魅了し、まぎれもない文化的・政治的首都となる。この特筆すべき歴史をみごとに蘇らせて、本書はイスラーム台頭以前の地中海世界の東西の歴史を書き変え、ビザンツ帝国の影響下にラヴェンナが、中世キリスト教世界の発展にとっていかに決定的な役割を果たしたのかを明らかにする。
 全37章の多くは、皇后ガッラ・プラキディアやゴート王テオドリックら支配者から、古代ギリシアの医学をイタリアに蘇らせた医師の業績まで人物に注目しつつ、多様な民族・政治宗教勢力のるつぼであったこの都市がヨーロッパの基礎を形づくっていくさまを追う。そして、都市史をより広い視野から地中海の歴史のなかに位置づける。
 美しい図版と最新の考古学の知見によって、ヨーロッパと西方の文化へのラヴェンナの深い影響について、大胆かつ新鮮な解釈を提供する1冊。

内容説明

古代末期から中世へ、文化的・政治的中心であった都市の盛衰。中世キリスト教世界の成立に決定的な役割を果たした都の4~9世紀を、主要な人物と美術の分析をまじえて描く。ダフ・クーパー賞受賞。

目次

西の帝都ラヴェンナの登場
第1部 390‐450 ガッラ・プラキディア
第2部 450‐493 司教たちの台頭
第3部 493‐540 ゴート人テオドリック、ラヴェンナのアリウス派王
第4部 540‐570 ユスティニアヌス一世と北アフリカ・イタリア戦役
第5部 568‐643 アルボイン王とランゴバルド族の征服
第6部 610‐700 イスラームの拡大
第7部 685‐725 ユスティニアノス二世の二度の治世
第8部 700‐769 辺境に戻るラヴェンナ
第9部 756‐813 カール大帝とラヴェンナ
ラヴェンナの輝かしい遺産

著者等紹介

ヘリン,ジュディス[ヘリン,ジュディス] [Herrin,Judith]
1942年生まれ。初期キリスト教史、ビザンツ女性史を専攻。キングズ・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)の古代末期・ビザンツ学講座名誉教授。皇族女性の活躍を描いた『緋色の女性たち―中世ビザンツ帝国の支配者』は高く評価され、各国で翻訳されている。考古学・美術史にも造詣が深く、現代におけるビザンツ史研究の第一人者である。2016年、オランダ王立芸術科学アカデミーから、ハイネケン賞(歴史学部門)を授与された。本書は2020年のダフ・クーパー賞を受賞している

井上浩一[イノウエコウイチ]
京都大学文学部卒、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

17
モザイク画がめっちゃきれいです。このあとヴェネツィアに主役を奪われていくんですね。2023/01/04

じょあん

3
ラヴェンナの栄光の時代、400年頃から800年頃までを扱う。ガッラ・プラキディア、東ゴートのテオドリック王、ユスティニアヌス大帝、さらに歴代のラヴェンナ司教や逸名の世界誌家、カール大帝などーーラヴェンナに大きな足跡を残した人物を軸に歴史が描かれる。ラヴェンナから見たローマ、ビザンツ、東ゴート、教皇、フランクの歴史とも言える。一つ一つの章を積み重ね、ヨーロッパの誕生につながる終章へと導く記述。聖ヴィターレのモザイクも重要な要素であった。ラヴェンナはまさに「ヨーロッパという合金を生み出した坩堝」だったのだ!2023/01/09

takao

2
ふむ2023/01/05

疾風

0
都市ラヴェンナをキーとして西ローマ〜カール戴冠までのイタリアを詳説する。カラー写真頁もボリュームあり美しい。ただ本文はやや読みづらく、ある程度の知識が無いと何が起こっているか分かりづらい。各時代の勢力図的なものをもっと豊富に入れてくれれば理解の助けになっただろう。2024/02/10

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