内容説明
生の詩人が綴る日々の感情の記録。詩人が書簡で語りかけた日々の言葉や省察を、テーマごとに独自に編集した語録。生と死、愛と女性、孤独と幼年、美術と音楽、パリ生活への心情と詩想を吐露した、貴重な示唆に満ちた集成。
目次
芸術と生活について
生と死について
“愛する女”について
孤独について
幼年時代について
事物について
風景と自然について
詩について
作家と作品
影響について
彫刻・ロダン
絵画・ゴッホ―セザンヌ
音楽について
パリ
国民と国民性
著者等紹介
リルケ,ライナー・マリア[リルケ,ライナーマリア] [Rilke,Rainer Maria]
1875‐1926。オーストリア=ハンガリー帝国領プラハに生まれる。父の意向で陸軍学校に入るが、周囲になじめず、早くから詩作を始める。1895年プラハ大学に入学、詩作を続けるかたわら小説の執筆を開始。1896年ミュンヘン大学に進み、当地で出会ったルー・アンドレアス=ザロメから多大な影響を受ける。その後イタリア、ロシアを旅し、トルストイを訪問。1902年、ロダン論を執筆するためパリに赴く。1914年、ライプツィヒ訪問中に第一次世界大戦が勃発、フランスに戻ることができず、そのままドイツに留まる。戦後スイスに逃れ、詩作や翻訳に励む。1926年、白血病のためヴァルモンの療養所で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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