内容説明
「さて、世界は肉である」「知覚」や「身体」を問うことで、さまざまな哲学的概念を練り直してきたメルロ=ポンティ。あまり知られることのない伝記的事実を織り交ぜながら、「身体をもった哲学者」としてその思想を鮮やかに描き出す。「具体的な生」とともに語られる、「私たちの心を開いてくれる」メルロ=ポンティ論。
目次
初期メルロ=ポンティを読む
『行動の構造』
『知覚の現象学』
『ヒューマニズムとテロル』から『弁証法の冒険』へ
『シーニュ』
『眼と精神』
『見えるものと見えないもの』
著者等紹介
加賀野井秀一[カガノイシュウイチ]
1950年、高知市生まれ。中央大学文学部仏文科卒業。同大学大学院博士前期課程修了後、パリ大学(第八)大学院に学ぶ。現在、中央大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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