出版社内容情報
明治初期より現代に至る、およそ150年の間に発表された新作戯曲10000超の作品について、約1000名の劇作家別に解説・紹介わが国ではじめて現代演劇を網羅する比類なき「百科事典」
井上ひさし氏と「明治期以降現在までの、あらゆるジャンルの新作戯曲を紹介する事典があれば便利だ、有意義だ、ぜひ欲しい」という願いを共有して形にしたのが本書です。
明治・大正・昭和・平成のおよそ150年間に発表・上演されてきた10,000を超える傑作戯曲の数々を、1,250名の作家の代表作とともに紹介! 演劇のプロフェッショナルはもちろん、小説家・脚本家・放送作家らも含む「劇作家事典」として利用することができます。
また、新作文楽、新作能・狂言、宝塚・レビュー、人形劇、高校演劇についてはジャンルごとにも解説。伝統芸能や歌舞伎から「小劇場」にまでつながる歴史を、読みやすく、1冊に凝縮しました。
さらに、岸田國士戯曲賞をはじめ代表的な戯曲賞の受賞(作・者)の一覧も特別付録。首都圏のみならずローカルに活躍する作家についても知る手がかりとなるでしょう。
索引は、人名と作品名について、最大限に立項(15,000以上に及ぶ項目を収録)。「見よ項目」を充実させ、襲名の順もわかるように配慮。作品名の後ろに作家名を併記し、脚色・潤色・翻案など原作者がいる場合は付記しました。
大笹 吉雄[オオザサ ヨシオ]
【大笹吉雄】1941年大阪府生まれ。演劇評論家。著書に『日本現代演劇史』(サントリー学芸賞)、『花顔の人・花柳章太郎伝』(大佛次郎賞)、『女優二代』(読売文学賞)、『最後の岸田國士論』(芸術選奨文部科学大臣賞)など。【岡室美奈子】三重県生まれ。早稲田大学文学学術院教授、早稲田大学演劇博物館館長。編著書に『ベケット大全』、『六〇年代演劇再考』など。【神山彰】1950年東京都生まれ。明治大学文学部教授。著書に『近代演劇の来歴』『近代演劇の水脈』など。【扇田昭彦】1940?2015年。東京生まれ。演劇評論家。著書に『現代演劇の航海』、『日本の現代演劇』など。
岡室 美奈子[オカムロ ミナコ]
神山 彰[カミヤマ アキラ]
扇田 昭彦[センダ アキヒコ]
内容説明
明治・大正・昭和・平成のおよそ150年間に発表・上演された10000超の傑作戯曲を、1250名の作家の代表作とともに紹介。「新作文楽」「新作能・狂言」「宝塚・レビュー」「人形劇」「高校演劇」などについては、別項目を立てて、ジャンル別に解説。岸田國士戯曲賞をはじめ、戯曲賞と銘打たれた賞のうち代表的なものについて受賞(作者)一覧を特別付録。索引は、「人名」「作品名」について最大限に探るべく立項(15000以上に及ぶ項目を収録)。
著者等紹介
大笹吉雄[オオザサヨシオ]
1941年(昭和16)・5~。演劇評論家。大阪府生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒業。郡司正勝に師事。演劇出版社を経て、1985年『日本現代演劇史 明治・大正篇』でサントリー学芸賞受賞。91年『花顔の人・花柳章太郎伝』で大佛次郎賞、2008年『女優二代鈴木光枝と佐々木愛』で読売文学賞、10年『新日本現代演劇史』で河竹賞、14年『最後の岸田國士論』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞
岡室美奈子[オカムロミナコ]
1958(昭和33)・7~。早稲田大学文学学術院教授。三重県生まれ。立命館大学文学部卒業。早稲田大学大学院にて安堂信也に師事し、アイルランド国立大学ダブリン校にて博士号取得。サミュエル・ベケット、現代演劇、テレビドラマを専攻。2013年、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館の八世館長に就任
神山彰[カミヤマアキラ]
1950年(昭和25)・11~。演劇研究者。東京都生まれ。明治大学文学部演劇学校卒業。同大学院から国立劇場芸能部制作室に十八年間勤務ののち、明治大学文学部教授。2007年『近代演劇の来歴 歌舞伎の「一身二生」』で河竹賞を受賞
扇田昭彦[センダアキヒコ]
1940(昭和15)・6~2015(平成27)・5。演劇評論家。東京生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。朝日新聞学芸部の演劇記者として活躍し、国際演劇評論家協会(AICT)日本センター会長や静岡文化芸術大学文化政策学部特任教授も務める。1989年『現代演劇の航海』で芸術選奨新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。