出版社内容情報
太古から人間は、神話ということばによる表現だけでなく、視覚による図像表現を通して神のことを考えてきました。神々を視覚的に表わすことがめずらしい地域や文化もあるなかで、本書はギリシア・ローマ、北欧、ケルト、スラヴ、アフリカ、アラブ、インド、中国、東南アジア、オセアニア、日本、南北アメリカなど、400以上の神々の図像をまとめたはじめての1冊です。
世界のさまざまな神々に触れられるだけでなく、同じ神が時代や文化、そして多くの芸術家によってまったく異なるかたちで表現されていることに気づかされます。
本書の構成は、天体や時間、異界、自然、超自然、動物、植物、道具など、全体を10のテーマに分け、それぞれのテーマをさらに細分化して、神の魅力に迫ります。たとえば天体のなかの「太陽」の項目では、神話によって多様な太陽像が描かれてきたことがわかります。
オールカラーの神々のイメージ群を眺めわたすと、人類の想像力と創造力が彩り豊かなものであると改めて実感できます。姉妹編の『神の文化史事典』と合わせて、ぜひ人間味あふれる、にぎやかな神々の世界を味わってください。神名索引付。
内容説明
魅力的で彩り豊かな400以上の神々がここに集結!時代や文化によって大きく異なる神の姿形。人間の想像力、創造力の世界をこの一冊で。
目次
1 天体
2 時間
3 異界
4 自然
5 神
6 超自然
7 動物
8 植物
9 道具
10 人間
著者等紹介
松村一男[マツムラカズオ]
1953年、千葉県市川市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科、宗教学・宗教史学専攻博士課程単位取得退学。現在、和光大学表現学部教授
平藤喜久子[ヒラフジキクコ]
1972年、山形県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科修了。博士(日本語日本文学)。現在、國學院大學教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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