出版社内容情報
ショパン弾きの老ピアニストが旅先で出会ったベアトリスに一目惚れ、駆け落ちしようと迫るが…。究極の「男と女」を描くクッツェー最新作!
内容説明
ショパン弾きの老ピアニストがバルセロナで出会ったベアトリスに一目惚れ、駆け落ちしようと迫るが…。求愛する男と求愛される女のすれ違う心理に迫る、ピリ辛ロマンチック・ラブコメディ!
著者等紹介
クッツェー,J.M.[クッツェー,J.M.] [Coetzee,J.M.]
1940年、ケープタウン生まれ。16歳のとき写真家を志すが断念。ケープタウン大学で文学と数学の学位を取得して渡英し、コンピュータ会社で働きながら詩人をめざす。65年に奨学金を得てテキサス大学オースティン校へ、サミュエル・ベケットの文体研究で博士号取得。68年からニューヨーク州立大学で教壇に立つが、永住ビザがおりず、71年に南アフリカに帰国。以後ケープタウン大学を拠点に米国の大学でも教えながら執筆。初の小説『ダスクランズ』を皮切りに、南アフリカや、ヨーロッパと植民地の歴史を遡及し、意表をつく、寓意性に富んだ作品を発表して南アのCNA賞、フランスのフェミナ賞ほか、世界的な文学賞を多数受賞。83年に『マイケル・K』、99年に『恥辱』で英国のブッカー賞を史上初のダブル受賞。2003年にノーベル文学賞受賞。14年から「南の文学」を提唱して、アルゼンチンを拠点に南部アフリカ、オーストラリア、ラテンアメリカ諸国をつなく新たな文学活動を展開する
くぼたのぞみ[クボタノゾミ]
1950年、北海道生まれ。翻訳家・詩人。著書に、『J・M・クッツェーと真実』(読売文学賞)、『山羊と水葬』、『鏡のなかのボードレール』、『記憶のゆきを踏んで』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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