歌詞のサウンドテクスチャー―うたをめぐる音声詞学論考

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歌詞のサウンドテクスチャー―うたをめぐる音声詞学論考

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  • サイズ 46判/ページ数 342p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560093450
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

宇多田ヒカル、椎名林檎、King Gnu、Kohh、米津玄師、藤井風……ポップスの歌詞を楽しむための音響論的転回! 音声詞学の入門書。

内容説明

魔法のような「作詞術」がわかる。オノマトペ、音象徴、ポケモン言語学…最新の学術研究もふまえ、うたの分析に「音響論的転回」をもたらす音声詞学の入門書。

目次

序章 音の織物(火星の音楽学者―言葉の響き)
第1章 歌詞の響き(歌と歌以外の情報―言葉の意味;たくさんの「ん」とひとつの「ん」―発音と音素 ほか)
第2章 音象徴(可愛い音響兵器―PONPONPONの分析;音象徴と忙しい言語学者―プラトンとZeebra ほか)
第3章 音響サブリミナル(無声閉鎖音が示すもの;風の音象徴―King Gnuと森山良子の摩擦音 ほか)
第4章 音声詞とコンダライズ(音声詞(1)―意味からの脱出
音声詞(2)―体系化された音象徴、オノマトペ ほか)

著者等紹介

木石岳[キイシガク]
音楽家。山口県下関市生まれ。エレクトロニカ・ユニットmacaroomで作詞作曲および編曲、プログラミングなどを担当。作曲家の川島素晴とともにジョン・ケージ演奏のプロジェクト『cage out』をリリース。音楽家の知久寿焼と共同プロジェクトで『kodomono odoriko』をリリース、NHKドラマ『星とレモンの部屋』の主題歌提供と劇伴制作。スコットランドやイングランドなど海外アーティストとのコラボレーションも多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

18
歌詞に関する音韻要素や律動要素の表面を、きめ細かく細分化していく。たとえば、きゃりーぱみゅぱみゅ「PON PON PON」における無声両唇破裂音[p]は、聴き手にどのような印象を与えているのか。最近の認知研究から、ヤコブソンの古典的な研究まで、言語に関するあらゆる研究資料を参照して、歌詞の分析方法を整理していく。音と言葉に関心のある私のような人間には、ありがたさが半端ない。よくこんな面倒なものを言語化したなと、感嘆の念があふれる。「モーラ」と「音節」の関係が混乱していることの解説が印象深い。2023/10/16

モリータ

6
◆2023年刊。著者は音楽家。◆言語学や心理学の知見も取り入れながら、J-POPを中心に古今東西の楽曲の「歌詞の音の響き(=形式的側面)」を論じる。YoutubeのQRコード付きで分析対象を聴きながら読める。多少誤植あり。◆「歌詞には響きがあって、綺麗な響きや汚い響きがあることを私たちは当たり前に知っている。しかし同時に私たちは不思議なことに、その事実を無視して音楽について語る癖があるようだ。歌詞について話すとき、その響きの印象は一旦どこかへ追いやって、言葉の意味の分析に集中しようとする。」(12頁)2023/10/25

qoop

4
歌うと高揚し聴くと感動するのに歌詞だけ取り出して読むと陳腐……みたいなことはありがちだろう。歌詞はあくまでも歌うものとする著者は、音声的な効果と詞の乗せ方が、如何に聴き手の情感を加減速させるか解いていく。情報量多く、かなり刺激的な内容。2023/08/22

takao

3
ふむ2024/05/24

kiriya shinichiro

3
面白いけど難しいな。音楽だけじゃなくて音声学の素養がちょっと必要かも。なるほどと思うところもたくさんあった。ところで「わりかし」って方言? もしかして?2023/08/29

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