新訳ベケット戯曲全集〈2〉ハッピーデイズ―実験演劇集

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新訳ベケット戯曲全集〈2〉ハッピーデイズ―実験演劇集

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560093320
  • NDC分類 952
  • Cコード C0074

出版社内容情報

空前絶後の美しすぎる「実験劇」

 『ゴドーを待ちながら』についでメジャーで、ベケットの戯曲で最も美しい作品のひとつであるとされる「ハッピーデイズ」が表題作! 誰も見たことも聴いたこともない世界の創造にかけては天才的なベケットによる、空前絶後の実験演劇17作品すべてを(超短篇もふくめ)一挙収録。
 女性が土のなかに埋まっていく劇(「ハッピーデイズ」)、誕生日にみずからの行動や思索をテープに吹き込むことを習慣としている男の劇(「クラップの最後の録音」)、壺から顔だけ出した男女三人が三角関係を語る劇(「プレイ」)、極小ドラマ(ドラマティキュル)と銘打たれた劇(「行ったり来たり」)、闇に浮かぶ「口」だけがトーキングマシンのように言葉をしゃべりつづける劇(「わたしじゃないし」)……。
 「ハッピーデイズ」「クラップの最後の録音」「だまって演じる1」「だまって演じる2」「プレイ」「行ったり来たり」「息」「わたしじゃないし」「あのとき」「あしおと」「演劇のためのスケッチ1」「演劇のためのスケッチ2」「ピース・オブ・モノローグ」「ロッカバイ」「オハイオ即興曲」「カタストロフィー」「なにをどこで」の収録順。巻末に各作品の解説付き。

サミュエル・ベケット[ベケット]
著・文・その他

岡室 美奈子[オカムロ ミナコ]
翻訳

長島 確[ナガシマ カク]
翻訳

木内 久美子[キウチ クミコ]
翻訳

久米 宗隆[クメ ムネタカ]
翻訳

鈴木 哲平[スズキ テッペイ]
翻訳

西村 和泉[ニシムラ イヅミ]
翻訳

内容説明

「しあわせな日々」の新訳をはじめ、「クラップの最後の録音」「わたしじゃないし」など17作品を収録。本邦初訳の作品もふくむ、日本オリジナルの完全版!

著者等紹介

ベケット,サミュエル[ベケット,サミュエル] [Beckett,Samuel]
1906‐1989。アイルランド出身の劇作家・小説家。1927年、ダブリンのトリニティ・カレッジを首席で卒業。28年にパリ高等師範学校に英語講師として赴任。ダブリンやロンドンでの生活を経て、37年の終わりにパリに移住。ナチス占領下には、英国特殊作戦執行部の一員としてレジスタンス運動に参加。『モロイ』『マロウンは死ぬ』『名づけえぬもの』の小説三部作を手がけるかたわら、52年には『ゴドーを待ちながら』を刊行(53年に初演)。ヌーヴォー・ロマンの先駆者、アンチ・テアトルの旗手として活躍し、69年にノーベル文学賞を受賞。ポストモダンな孤独とブラックユーモアを追究しつづけ、70年代にはポール・オースターとも交流。晩年まで、ミニマル・ミュージックさながらの書法で、ラジオ・テレビドラマなど数多く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hiro

5
「ハッピーデイズ」は旧訳「しあわせな日々」安堂信也、高橋康也、訳 の岡室美奈子の新訳。「プレイ」も旧訳「芝居」の新訳。タイトル以外は新旧訳は殆ど変わらず1952年パリ初演の「ゴドーを待ちながら」を見た安堂信也の1956年訳がいかに良かったか・・・しかしこの本は"実験演劇集 "とサブタイトルにあるように、不条理演劇のベケットと一般的に言われているが、ベケットが試みた様々な実験を紹介することが主眼のようでその実験精神に驚いた。それは、現代演劇のみならずラジオドラマ、映画、その他全てのメディアに及んでいて・・・2019/05/04

刻青

1
「ハッピーデイズ」「プレイ」「わたしじゃない」。「ゴドー」の彷徨の果ての果て。理由の無さが満ちてゆく会話空間のその先があったとは。会話を引き継ぐことでしか引き延ばせない場は、会話が終わる時その空間そのものの終わりすら意味するのか、そう示すように会話を止めること、一人きりでさえ、話し止めることがその存在を止めることにつながるような、それはわたしの声、「わたし」の声だ。誰でもいい声が続くならそこに「わたし」がいるから。その声が聴こえれば、誰かに聞こえる限り、ウィリーはウィリーに、「わたし」はわたしになるから。2024/06/07

白いハエ

0
Youtubeで映像にあたりながら読む。ベケットを初めて知ったのは『Not I』の鮮烈過ぎる映像を見た時だった。暗がりにぽっかり浮かんだ、喋りまくる口。「She!」と怒鳴りつける暗い口腔。意味不明に思えた。しかし、主体性を引き剥がしつつ、舞台上に演出されたイメージを経由して、大きな環を描いてわたしに戻ってくる過程は、どんなに索漠とした虚無に佇む間にも、脳裏で沸き続けているものではないかと思う。戯曲で読むには密度が濃すぎる。はち切れんばかりの恣意が漲り、機械のような語りが乗り移ってくる。2022/03/20

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