独裁が生まれた日―習近平と虚構の時代

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独裁が生まれた日―習近平と虚構の時代

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  • サイズ 46判/ページ数 250p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560092910
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C0031

出版社内容情報

党・国家の中枢から翻弄される市井の人々まで、一人ひとりの声に耳を澄ませながら、幸福な全体主義国家を描いた渾身の書き下ろし。

内容説明

党・国家の中枢から翻弄される市井の人々まで、一人ひとりの声に耳を澄ませながら、幸福な全体主義国家を描いた、ボーン・上田賞受賞記者渾身の書き下ろし。

目次

序章 毛沢東が死んだ日
第1章 降りかかる権力
第2章 テロルとイデオロギー
第3章 いびつな法の支配
第4章 政治の消滅
第5章 コロナの悪酔い
終章 「氷の壁」を築いた日

著者等紹介

大熊雄一郎[オオクマユウイチロウ]
共同通信社記者。2009年共同通信社入社。社会部、外信部を経て11年~15年、中国総局で反日デモや党幹部失脚、香港「雨傘運動」などを取材。17年再度中国総局に赴任し米中貿易摩擦、香港大規模デモ、武漢新型コロナ流行、中国共産党結党百年、北京冬季五輪等を取材。第二十回党大会を巡るスクープなどが国際報道に貢献したと評価され、「ボーン・上田記念国際記者賞」(2022年度)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

100
遠い昔の若い頃、改革開放へ舵を切った中国で働いた経験から彼の国には親近感を持っていた。が、’89年の天安門事件、江沢民の愛国教育、尖閣を巡る角逐そして習近平独裁体制の確立とコロナ対策に乗じた監視社会の拡がりをみて、その気持ちもやや褪せてしまった。毛沢東の個人崇拝・独裁による文革の悲劇への深刻な反省から復活した鄧小平が定めた党幹部の定年制、任期の限定、集団指導体制などが悉く反故にされてしまった。憲法を改正し自らの任期を延長した習近平に対し周囲はその意志を忖度、もはや民衆に安心して異議を発する場がない。⇒2024/08/09

HANA

61
肖像画に墨を掛けた女性、自由主義の新聞記者、家を買った女性…市井に暮らす人々を取材しながら、その中から習近平時代になって急激に重みを増す国家というものを浮かび上がらせた一冊。現政権成立からコロナまでの時期を描いているのだが、当初は現政権が改革派として期待されていた事やかつて中国社会には開放の影響でそれなりの自由があった等、現在の眼から見ると信じられないような記述もあり。本書を読むと個人崇拝に行きついているのがわかるが、中国バブルもハードランディングになりそうな影響と絡んでこの姿勢は今後一層顕著になりそう。2024/08/19

kawa

33
著者は共同通信記者で中国在住の取材活動も豊富。最近のかの地の情勢を独自の取材ソースで詳報。目新しさはないが、中国の戦後政治史の流れの中で習氏を位置付ける論述には改めて納得。我が陣地から見ると非民主強権体制のとんでもない国。しかし、毛沢東がうん千万人を死に追いやった独裁体制だったことを考えると、比較論としてはそれでもましとも思える現体制。やみくもな民主化は「アラブの春」の失敗例もある…。えらそうなことを言わしてもらうなら、ソフトランデイングの方策を考えることが人類の叡智というものではないかとイマジン。2024/11/03

hitomi

17
読売新聞の書評を読んで。事実を捻じ曲げ、嘘に嘘を重ねて国民を意のままに操ろうとする中国当局のやり方に、寒気と怒りを感じながら読み終えました。特に、新型コロナが発生した頃の当局の対応には腹が立つばかり。そのせいで、多くの命が失われてしまったのだと改めて思い知らされました。コロナに便乗して、当局が個人への監視を強めたことにも呆れて物が言えません。国民には絶望感しかないように感じます。ゼロコロナへの抗議デモで誰かが叫んだ言葉「この社会でたった一つの声しか許されないなら、その唯一の声は虚言だ」が頭から離れません。2024/10/14

よしじ乃輔

14
毛沢東のへの個人崇拝と文化大革命により荒れ発展は停止し多数の死者を出した禍根。その反省の上に立った鄧小平の個人崇拝禁止の意向を覆えすかのような言動の習近平時代。強権政治の実情を知るに全体主義の統制はかくも厳しく個人を圧するのかと思う。コロナ禍の隠蔽にも思える記録は記憶に新しい。中国経済も下げつつある現在、どう政権は立て直してゆくのか注目したい。2024/09/05

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