ボラーニョ・コレクション<br> 鼻持ちならないガウチョ

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ボラーニョ・コレクション
鼻持ちならないガウチョ

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560092637
  • NDC分類 963
  • Cコード C0097

出版社内容情報

カフカやボルヘスへのオマージュを込めた五つの短篇と、文学についての驚くべき知性とユーモアが発揮された二つの講演原稿。

【著者紹介】
1953~2003年。チリ生まれ。小説家。「2666」でバルセロナ市賞、サランボー賞などを受賞。他の著書に「通話」「野生の探偵たち」など。

内容説明

大長篇『2666』とともに、ボラーニョ最後の日々に書かれた短篇および講演原稿を収録した、もうひとつの遺作。

著者等紹介

ボラーニョ,ロベルト[ボラーニョ,ロベルト] [Bolano,Roberto]
1953年、チリのサンティアゴに生まれる。1968年、一家でメキシコに移住。1973年、チリに一時帰国し、ピノチェトによる軍事クーデターに遭遇したとされる。翌74年、メキシコへ戻る。その後、エルサルバドル、フランス、スペインなどを放浪。77年以降、およそ四半世紀にわたってスペインに居を定める。1984年に小説家としてデビュー、短篇集『通話』『売女の人殺し』、長篇『野生の探偵たち』(いずれも白水社刊)など、精力的に作品を発表する。2003年、50歳の若さで死去。2004年、遺作『2666』が刊行され、バルセロナ市賞、サランボー賞などを受賞

久野量一[クノリョウイチ]
1967年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得退学。法政大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zirou1984

63
ボラーニョ初体験なのだがこれは面白い。ラテンアメリカの持つ歴史や文学、業といったものを引き受けながら、それを哄笑にひれ伏させるほどの力強さを持つ強烈なイマジネーション。短編作はラテンの地を想起させる陰影の強い世界でありながら、決してそれだけに留まらせない寓話性も合わせ持つ。講演録である二作は死を前にしながらも皮肉を忘れず、言葉は前に進もうと情熱が静かに叫んでいる。カフカを引用した本書のエピグラフは、作者の死を越え読者を導いてくれるだろう。「結局のところ、きっとぼくたちはそれほど多くを失ってはいない。」2014/10/09

藤月はな(灯れ松明の火)

60
『ジム』のメキシコの呪いに囚われたが故の自分の亡霊と相対し、永遠に合わなくなったという悲哀と表題作の諦観、「二つのカトリック物語」の決して他人と相容れることもなく、脳内地獄で自己完結する虚しさが印象的。しかし、「文学+病気=病気」で伺える、病にあっても冷徹で凛然とした作者の意志に頭をぶん殴られた様な気分です。これから白水社からボラーニョ作品が出版されるのは嬉しいな~^^2014/06/02

かわうそ

28
繰り出されるさまざまなパターンがどれも面白くて大満足。鼠が犯罪を捜査する「鼠警察」、作家が自分の小説を剽窃した映画監督に会いに行く「アルバロ・ルーセロットの旅」が特によかった。2014/05/10

りつこ

25
面白かった。ボラーニョ作品にはいつも自分が見ないようにしている裂け目にずるずる引っ張っていくような磁力を感じていて読んでいると鬱になってくるんだけど、この作品集にはユーモアがあってそこが好み。それにしても「文学+病気=病気」って。凄まじい境地。2014/06/05

harass

24
初ボラーニョ。まずは彼の初短篇集から。「クトゥルフ神話」という題名の講演録。大量の訳注(南米の人物ばかりの説明 日本人には馴染みがない人が多い)でエッセイのような…… 講演会で朗読して大受けだったのだという。普通の短編小説ももちろんある。シニックさが彼の持ち味のようだ。再読予定。2014/09/30

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