出版社内容情報
ロシア・バレエ団との共同作業、オルガとの結婚、マリー=テレーズの登場……新古典主義時代を経てさらなる発展を遂げる15年の記録
内容説明
『パラード』、『三角帽子』などセルゲイ・ディアギレフ率いるロシア・バレエ団との共同作業、最初の妻オルガとの結婚、そして新たなミューズ、マリー=テレーズとの出会い。キュビスム、新古典主義を超えてさらなる高みへ―巨匠の壮年期15年の歩みを克明にたどる、円熟の第三巻!
目次
ローマとロシア・バレエ団(一九一七年)
ナポリ
『パラード』
バレエ団のスペイン訪問
オルガとバルセロナに滞在する(一九一七年秋)
モンルージュの自宅に戻る(一九一七‐一八年冬)
結婚(一九一八年夏)
アポリネールの死(一九一八年)
ラ・ボエシ通り(一九一八‐一九年)
ロンドンと『三角帽子』(一九一九年)〔ほか〕
著者等紹介
リチャードソン,ジョン[リチャードソン,ジョン] [Richardson,John]
英国の美術史家。1924年ロンドン生まれ。41年スレード校に入学、美術を学ぶ。49年、蒐集家のダグラス・クーパーとともに南仏に移住。アヴィニョン近郊のシャトー・ド・カスティーユを、キュビスム絵画のコレクションを収蔵する私設美術館として共同所有する。その後十年間にわたり南仏に居を定め、ピカソ、ブラック、レジェ、コクトーらと親交を結びながら本評伝の一部となるピカソの作品分析に着手。60年代前半、ニューヨークへ移住。美術品オークション・ハウス、クリスティーズがアメリカに進出する際の責任者として迎えられる
木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年生まれ。京都大学経済学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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