出版社内容情報
歴史的社会進化論を排し、上下関係、闘争、社交、秘密結社など「社会化の形式」の分析から理論を確立した研究の集大成!
ゲオルク・ジンメル[ジンメル]
1858年?1918年。ドイツの哲学者、社会学者。
居安 正[イヤス タダシ]
1928年生まれ。神戸大学文学部卒(社会学専攻)。神戸大学名誉教授。主要著書『政党派閥の社会学』『ある保守政治家』、主要訳書『ジンメル著作集2 貨幣の哲学(上)』(共訳)『ジンメル著作集3 貨幣の哲学(下)』、ジンメル『宗教の社会学』
内容説明
混迷の現代にジンメルがよみがえる!ジンメルは「生の哲学」の先鋭な論客として知られるが、現代社会学の先駆者としても特異な足跡を遺した。歴史的社会進化論を排し、個人と個人、個人と集団、集団と集団の相互関係を中心テーマに「形式社会学」を確立した研究の集大成!
目次
第6章 社会圏の交差(異質的な圏からの同等のものの結合;地域的な結合基礎の事実的な結合基礎による取り替え ほか)
第7章 貧者(義務にたいする社会形成上の優位における権利;貧困者の権利としての貧者扶助 ほか)
第8章 社会集団の自己保存(個人的な自己保存と社会的な自己保存;成員の交替にもかかわらず同一である集団の保存 ほか)
第9章 空間と社会の空間的秩序(空間規定と心的な総合;空間充足としての相互作用 ほか)
第10章 集団の拡大と個性の発達(圏の拡大の結果としてさらに他の圏へ接近する原因としての個人の分化;見知らぬ集団にたいする反対との相関関係における自己の集団の内部の結合 ほか)
著者等紹介
居安正[イヤスタダシ]
1928年生。神戸大学文学部卒。神戸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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