装幀の余白から

個数:

装幀の余白から

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文の場合にはお取り寄せとなり1~3週間程度かかります。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560092408
  • NDC分類 022.57
  • Cコード C0072

出版社内容情報

装幀の第一人者が、装幀のみならず文章の極みを読者に届けるエッセイ集。「物を作って生きる奥義」が随所に響き渡る。装幀家の書物への感性
 今年から来年にかけて、著者に大きなスポットが当たる。一つは著者を主人公にしたドキュメンタリー映画の制作、もう一つは著者による自伝の刊行だ。
 本書の刊行過程も映画のワン・シーンに取り上げられる予定で、殊に製本段階では、これまであまり取り上げられなかった「一冊の本ができあがる」工程が、装幀家の視点を通して紹介されると思われる。
 多くの書店の平台や棚で、必ず目にすることのできる「菊地本」ともいわれる著者装幀の書物の数々。その装幀の根底を支える著者のイメージの広がりは、わずかに書かれるエッセイによって、多く知ることができる。
 内容から造本まで、名エッセイ集として評価の高かった『樹の花にて』が刊行されたのが1993年。それから20年以上の歳月を経て、久方ぶりに著者が世に問うたのが本書である。直接装幀とは無縁な日常の発見の数々が、読者を書物という知的世界への興味をかきたてる。
 この20数年を経て、著者の感性がますます研ぎ澄まされていることに、読者は驚くだろう。

菊地 信義[キクチ ノブヨシ]
1943年東京生まれ。装幀家。藤村記念歴程賞、ドイツ・ライプチヒ「世界で最も美しい本」展銀賞等を受賞。著書に「樹の花にて」「みんなの「生きる」をデザインしよう」など。

内容説明

装幀の根源を支えるイメージの広がり。抑制の美学がつまびく上上のエッセイ集。

目次

1(枕木;朝のフレンチ;風合い;その他;地口 ほか)
2(本の裏芸;こまった装幀の本;手の言い分;ぎざぎざ;装幀の出前 ほか)

著者等紹介

菊地信義[キクチノブヨシ]
1943年生まれ。多摩美術大学中退。1977年装幀家として独立。1984年第22回藤村記念歴程賞、1988年第19回講談社出版文化賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

14
彼のエッセイ『樹の花にて』を読んでから、ずっと彼のファンだった。彼の日本語の美しさ、心情の細やかさ、物事を表現するときの嫋やかさにすっかり惹かれてしまった。彼の文章には、肌の温度が感じられる。本人は人情に疎い、物にばかり対峙する臆病者と言うが、いやいや彼ほど誠実に人と接する者のほうが希少なのでは。そして、この随筆集もやはり素晴らしい出来だった。何度でも読み返したくなる本というのはそれほど多いものではない。しかし、この一冊こそ折にふれて手に取り、少しでも彼の眼差しに共感していたい思わせる傑作だ。2017/02/21

Yuko

9
<装幀名人の鋭い観察力が冴え渡り、抑制の美がつまびくエッセイ集。直接装幀とは無縁な日常の発見の数々が、書物という知的世界への興味をかきたてる本。> 2016年 菊地信義さん2冊目。前作「樹の花」1993年出版後約20年間に書かれたものと、2009年日経新聞夕刊の連載をまとめたエッセイ集。 装幀に関するコアの部分は前作の執筆時からほぼ変わっていないと感じた。 2020/02/26

まんぼう

1
毎晩、寝る前に1篇か2篇ずつ、読みました。大切に、大切に。想像力の源を少しずつ、外箱から取り出しては、また仕舞う。その繰り返しを毎晩毎晩、行ないました。たまたまイベントでお話を伺う機会があり、それまで、たいして気にもしていなかった装幀の奥深さを教えてくれたのが菊地さんでした。ひとかたまりのテキストを基に、装幀の世界はどこから広がるのか。その内的エネルギーのありかを、覗かせてもらったような心持ちです。私も、日々にこのような視点をもって、過ごしたいと、思います。2016/09/29

nomunomuda

0
つつんでひらいてを観て知った本。自分が知識人になったような心地良い錯覚を覚える。2020/02/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10850884
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。