内容説明
リンゴという名の少女にひろわれた「イヌ」。はじめはあんなにかわいがってくれたのに、きゅうに冷たくなった!イヌは絶望して家出する…。動物たちの目から見た人間社会。
著者等紹介
ペナック,ダニエル[ペナック,ダニエル][Pennac,Daniel]
1944年、モロッコのカサブランカ生まれ。高校でフランス語教師を務めるかたわら、1982年、『気まぐれ少女と家出イヌ』で児童文学作家としてデビュー。現在、世界でもっとも読まれているフランス現代作家のひとり。学校教育についてつづったエッセイChagrin d’´ecole(学校の悲しみ)で2007年度ルノドー賞受賞
中井珠子[ナカイタマコ]
白百合女子大学教授。専門はフランス語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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温
2
生まれたばかりの子犬を、引き取り手が望めないからといって溺れさせるなんてひどすぎます…。捨てられた犬たちを処分する収容所のシーンも、胸がしめつけられるようでした。作者のいうとおり、一度飼うと決めた生き物は、決して捨ててはいけません。2010/12/30
きゅー
0
フランスのお犬事情、キビシイなあ。しかしたくましいイヌたちよ。スバラシイ!2017/10/01
kinaba
0
この題でこの徹底したイヌ視点、徹底して気まぐれ少女を背景装置に追いやって犬の物語を紡ぐ。さすがペナック。2016/04/21
さるたろ
0
パリだ!もう復讐のことしか考えていない。2012/07/23
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