出版社内容情報
福島原発が霞む浪江町の小高い丘に、百脚のイーゼルが海に向かって立ち並ぶ。姿なき戦没画学生と共にあるための最後のミッション。
【目次】
Ⅰ
決壊の時代
勲章の秋
「証言者」はふえている
「陰茎ガン」の話
相克の美術館
「年寄りは引っ込め」
「いのちの画室アトリエ」から
非公開美術館
ガン友往来
「海よ哭なけ」
「記者会見」顛末
大ドンデン返し
Ⅱ
再び、相克の美術館について
画学生の絶唱
「ある展覧会」のこと Ⅰ
「ある展覧会」のこと Ⅱ
自分とは何者か
「寄付金」について
解放と孤独
なんて支離滅裂な
トイレットペーパーの芯
拝啓、共同館主さま
沖縄のコウノトリ
イーゼルの丘
補足――「丘」に掘る井戸の話
内容説明
福島原発が遠く霞む浪江町の小高い丘に、約百脚のイーゼルが海に向かって立ち並ぶ…。姿なき戦没画学生と共にある、自分史を象徴する場として造成した、著者最後のミッション。
目次
1(決壊の時代;勲章の秋;「証言者」はふえている;「陰茎ガン」の話;相克の美術館 ほか)
2(再び、相克の美術館について;画学生の絶唱;「ある展覧会」のこと1;「ある展覧会」のこと2;自分とは何者か ほか)
著者等紹介
窪島誠一郎[クボシマセイイチロウ]
1941年東京生まれ。2005年、「無言館」の活動により第53回菊池寛賞受賞。2016年、平和活動への貢献により第一回「澄和」フューチャリスト賞受賞。主要著書『「無言館」ものがたり』(第46回産経児童出版文化賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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