革命と内戦のロシア1917-21〈下〉

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革命と内戦のロシア1917-21〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 406p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560091647
  • NDC分類 238.07
  • Cコード C0022

出版社内容情報

小泉悠氏推薦! 円熟の大家による精彩な戦史

二月革命から、十月革命、反革命派の抵抗と軍事衝突、赤軍と白軍の内戦、欧米や日本の軍事介入、虐殺と報復の連鎖、大規模なポグロムまで、物語性と学術性を兼ね備えた決定版!
戦争は国家間の怨念、民族間の憎悪、階級間の闘争などの要素が複雑に絡み合って生ずる事象だ。ロシアでは極端な主張をする勢力が優勢となり、そのレトリックと暴力は悪循環となって亢進した。(その過程が、最終的にはヒトラーによる政権奪取と第二次世界大戦の勃発に至る。)ロシアの内戦は、中央集権主義と地方主義の対立、権威主義と自由主義の抗争などが関係し、「凝縮された世界戦争」とも言うべき戦闘だった。
この凄まじい歴史は重要な教訓を数多く残している。第一に、外国の戦争に介入することの危険性だ。介入に至るまでの雑多な動機が判断の間違いを生み、非生産的な結果を招来した。外国政府が白軍の側に立って介入したことは共産党の支配を弱めるどころか強化する役割を果たした。あらゆる人々の運命を不可逆的に変えてしまった。そして、全過程を通じて、男性の支配する政治から最悪の被害をこうむったのは女性と子供たちだった。

内容説明

この恐るべき歴史は学ぶべき教訓を数多く残している。第一に、外国の戦争に介入することの危険性は誰の眼にも明らかである。介入に至るまでの雑多な動機が判断の間違いを生み、非生産的な結果を招来したのである。外国政府が白軍の側に立って介入したことは共産党の支配を弱めるどころか強化する役割を果たし、あらゆる人々の運命を不可逆的に変えてしまった。そして、全過程を通じて、男の支配する政治から最悪の被害をこうむったのは女性と子供たちだった。二月革命、十月革命、反革命派の抵抗と軍事衝突、赤軍と白軍の内戦、欧米や日本の軍事介入など、物語性と学術性を兼ね備えた決定版!参考文献・人名索引収録。

目次

第2部 一九一八年(同盟国軍の撤退―一九一八年秋~冬;バルト海地域と北部ロシア―一九一八年秋~冬)
第3部 一九一九年(致命的妥協―一九一九年一月~三月;シベリア―一九一九年一月~五月;ドン地方とウクライナ―一九一九年四月~六月 ほか)
第4部 一九二〇年(シベリア、氷上の攻防―一九一九年一二月~一九二〇年二月;オデッサ陥落―一九二〇年一月;白軍騎兵部隊の最後の喊声―一九二〇年一月~三月 ほか)

著者等紹介

染谷徹[ソメヤトオル]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あらい/にったのひと

1
ロシアの内戦、本格化から終結まで。上巻より状況が悪化というか、内戦が進んでいるのでとにかくひたすら報復の嵐。まともな人間がほとんどおらず、海外からの派遣軍もごく普通に現地通貨の暴落を機会に利益を得ようとしていたりする。日本を含めた極東への派兵は影響あるけど枝葉の部分という扱いです。白軍に限らず、赤軍側からのまともな交渉みたいなものがほとんどないのも特徴で、破る前提の約束でしかない。ボリシェヴィキによる世論の極端な分極化(p345)が招き進めた悲惨な事態であり、現代にも繋がる話でありました。2025/06/15

YASU

0
下巻ではいっそう白軍と列強干渉軍側の視点になる。相変わらず相互絶滅戦は凄まじいが、赤軍は包囲されていたがゆえにまとまっていたが、白軍や列強軍はバラバラだったということか。暴虐性がよりましな方が消極的にせよ民衆に支持され、最終的に勝利したともいえようか。なにより感じたのは、革命後の内戦から、水兵反乱、クラーク撲滅、大粛清、対ナチス戦という旧ソ連の歴史が、ずっと戦争(つまり殺戮)の連続だったという残酷さ、しかもそれを回避する機会はどこかでなかったのだろうかと問うほど、ただ絶望するしかない冷酷な歴史だ。 2025/06/15

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