出版社内容情報
「反戦」や「非戦」の思想的根拠はなにか? いまや忘れられた「アジアの連帯」の可能性は? 真のリアリズムを問う渾身の書き下ろし
内容説明
フクシマ原発事故をおこした日本は世界の環境を放射能で汚染した責任があります。日本人がいくらかでも義侠心をいだき、アジアや世界の将来についての見識をもっているならば、脱原発・脱炭素と反戦非戦でアジアの人たちと連帯する道をさぐるべきです。ふたたび戦争への轍をふまないようにするにはどうしたらよいか。戦争ではなにも解決しないという歴史の現実をしかとみすえ、反戦非戦の志を先人たちにまなび、なやみ、かんがえつづけようではありませんか。(はじめにより)
目次
第1章 真の現実主義とは
第2章 日本の反戦非戦の系譜
第3章 台湾海峡の緊張をどう解きほぐすか
第4章 香港の民主化運動はどこへいく
第5章 中国とどう向きあうか
第6章 アジア・ビジョンをどう描くか
著者等紹介
石原享一[イシハラキョウイチ]
1949年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。1982年からアジア経済研究所に勤務。その間、在中国日本大使館、香港大学アジア研究センター、カリフォルニア大学バークリー校東アジア研究所の研究員。1996年から神戸大学大学院教授。2013年から19年にかけて北海商科大学大学院教授。現在、神戸大学名誉教授。アジア経済研究所名誉研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
2
真の現実主義 不正義の平和への志向 山川村人を荒らさぬ真文明 全世界救済への祈り 小日本主義の理念 百診療所より一用水路 誰も行かぬ場所への使命 東洋のことは東洋で 市民的抵抗の力 ビロード革命の奇跡 三枚舌外交の欺瞞 兄弟喧嘩としての戦争 非戦の碑の精神 義侠心と反骨精神 戦わずして勝つ最上勝利 香港キンタマ論の智慧 二つの自由の意味 受襲共同体の結束 分配正義の追求 人民民主独裁の論理 側女関係の屈辱 環境と平和をかかげる義侠の国 一国二制度の約束 文化力の欠如 脱原発への転換2025/05/27
takao
1
ふむ2025/05/29