出版社内容情報
春に始まり冬に終わる代表的名作を、あるようでなかった季節を切り口に、視覚的・重層的に人物たちの姿と共に浮かび上がらせた力作。
内容説明
春に始まり冬に終わる代表的名作の魅力を、あるようでなかった「季節」を切り口に、視覚的・重層的に登場人物たちと共に描く。
目次
忠臣蔵の春(太平記と「大序」;「刃傷」から「切腹」まで;「城明渡し」と「落人」)
忠臣蔵の夏(義士と不義士;早野勘平の「〓の嘴」;勘平の恋)
忠臣蔵の秋(由良之助の「蛸肴」;和事と実事;平石衛門とお軽)
忠臣蔵の冬(女たちの旅立ち;男たちの出立;討入)
著者等紹介
古井戸秀夫[フルイドヒデオ]
1951年東京生まれ。1974年早稲田大学演劇科卒業。早稲田大学文学部教授、東京大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。受賞歴:『評伝 鶴屋南北』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、日本演劇学会河竹賞、角川源義賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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