出版社内容情報
前巻でドイツ帝国の社会・経済・宗教など文化史を論じ、本書で政治史を扱う。政治に関わる各分野の状態史・構造史が比重を占める。
内容説明
一八七一年の帝国建国から、その諸構造と諸勢力、ビスマルク時代まで。普仏戦争から、憲法、行政、財政と税制、法と司法、軍、国民国家、反ユダヤ主義まで、政治に関わる様々な分野の状態史=構造史と出来事史=事件史を詳述。
目次
第1章 帝国建国への道―一八六六‐一八七一年のドイツ(一八六六‐一八六九年のドイツとヨーロッパ;ドイツ政策;内政の展開;一八七〇/七一年の戦争;帝国建国)
第2章 一八七一年の帝国の基本的な諸構造と基本的な諸勢力(憲法体制;行政;市民的な自治と生活形態―都市;財政制度と税制;法と司法;軍;ナショナリズムと国民国家;国民国家の諸問題―少数民族と植民地;反ユダヤ主義;一九六七年から一八九〇年までのドイツの政党)
第3章 ビスマルク時代(構築と紛争;大転換からビスマルクの罷免までの内政;外政)
著者等紹介
大内宏一[オオウチコウイチ]
1946年生まれ。ドイツ近代史。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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