エクス・リブリス<br> ケアする心

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エクス・リブリス
ケアする心

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  • サイズ 46判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560090992
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

本邦初訳、韓国発の衝撃の短篇小説集!
純度100%のケア文学

韓国社会と向き合った優れた作品に贈られるシン・ドンヨプ文学賞を受賞している女性作家による注目の短篇小説集。祖母の看病をする長男の嫁、育休中の母親、同い年の子をもつママ友、認知症の父を施設に預けている専業主婦の女性など、収録する10篇の主人公はすべて女性。ワンオペ育児や介護など、家族のケアに時間と労力を捧げる人々がケアされない日常の中で、不安、孤独、嫌悪感、愛着と憎しみにまみれながら静かに奮闘し、どんでん返しが待ち受ける――。
ケアする人が抱える不安や、繊細な感情の揺れを掬い上げ、ケアそのものを取り巻く社会の構造的な問題や矛盾も浮き彫りにする本作は日本の多くの読者に共感と衝撃を持って受け止められるだろう。
「ヨンジュの半分」:かつて同期だったヨンジュは息子を3歳で亡くしていた。「私」は育休中に子どもと出かけた公園で偶然ヨンジュと再会する。頻繁に会うようになったヨンジュの存在がワンオペ育児の唯一の息抜きになっていたが、ある日、ヨンジュが子どもの面倒を見てくれていた時に、死んだ子の名前で子どもを呼んでいる場面に出くわす……。
「ケアする心」:八か月の娘を抱えたミヨンは、職場復帰を前にベビーシッターを探すが、信頼できそうな人はなかなか見つからない。そんな時、同じ団地に夫婦で暮らす高齢女性、ナムヒが名乗りを上げ、自宅で子どもを預かりたいと言う。ミヨンは監視カメラを設置する条件で子どもの世話を頼むが、ある日、映らない場所の秘密を偶然目撃してしまう……。


【目次】

第一部
ナツメ 

ギョンジャ 

第二部
ヨンジュの半分 
ケアセンター天国 
ケアする心 
私の隣人との距離 

第三部
入所 
特別災難地域 
台風注意報 

作家のことば 
推薦のことば 
訳者あとがき

内容説明

ワンオペ育児や介護など、家族のケアに時間と労力を捧げる人々がケアされない日常の中で、不安、孤独、嫌悪感、愛着と憎しみにまみれながら、静かに奮闘し、どんでん返しが待ち受ける―。本邦初訳、韓国発の衝撃の短篇小説集!

著者等紹介

キムユダム[キムユダム]
1983年、釜山生まれ。2016年、ソウル新聞新春文芸に短篇「ピンキャリー」が入選し、作家デビュー。同作を含む短篇小説集『タンバリン』で第38回シン・ドンヨプ文学賞、本書収録の「安」で第1回キム・ユジョン作家賞を受賞

小山内園子[オサナイソノコ]
1969年生まれ。東北大学教育学部卒業。NHK報道局ディレクターを経て、延世大学などで韓国語を学ぶ。社会福祉士としても活動。キム・ホンビ『女の答えはピッチにある―女子サッカーが私に教えてくれたこと』(白水社)で第8回サッカー本大賞、ク・ビョンモ『破果』(岩波書店)で第15回翻訳ミステリー大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

46
韓国文学は何故こんなに肌に馴染むのだろう。色んな国の文学を読んできたが、ここまで身近に感じられる国の小説は他にない。隣国だから、文化が似ているから、同じアジア人だから、それだけでは説明できないような共鳴がある。そんな風に思うのは自分だけだろうか?誰もが誰かをケアし、自らも誰かにケアされているこの時代を、過度に娯楽化することもなく、過度に小難しい純文学にすることもなく、柔らかな光でありのままに照らし出している。素晴らしかった。お気に入りは「安」「ヨンジュの半分」「私の隣人との距離」2026/02/20

ケイティ

35
とてもよかった。明確な生きづらさ一辺倒の韓国文学と少し異なり、一方的に強いられていることが見えにくく、鈍い重みを抱えている人々の物語を10篇収録した短編集。ケアは役割でなく思わず気にかけてしまう心の動き。ケアに対して問題意識があっても、当事者自身が解決する支援策から抜け出さなかったり、構造の問題だと大きな視点で語られて、個人のつらさが拾い上げられないことが多い。困っている人の困り事は当事者のものにさせず、困っていない人がまなざしを向け、気にかけ手を差し伸べるもの。小山内さんの訳もあとがきも素晴らしかった。2026/03/07

二人娘の父

7
私にとっての韓国小説の「最初の衝撃」が「1982年生、キム・ジヨン」ならば、本書は」第2の衝撃」とも言える作品。視点は常に日常生活と人間の生死に据えられ揺るがない。抉り出されるのは、ケアし、ケアされる人々であり、あまりにも一方に個人に偏った、そのあり方だ。 私はその物語に圧倒され、自らの存在を省みる。そこには言いようのない後悔を覚える。私がなぜここに在るのかを問われるのは、作品の力である。津軽弁を通じて伝わる慶尚道の言葉がリアリティを増幅する。2026/02/28

sumi

1
老父母、夫、子どもなど誰かの世話をする女の人たちの物語。どのケアも頑張っているのに、頑張る分だけの見返りはないのではないかと思う人ばかり登場する。見返りを期待してすることじゃないだろうと韓国でも、日本でも世間に叱咤されることだろう。人生は助け合い、誰かを思う心で成り立っているのだと。そうであるなら、誰か私を助けてほしいと訴えるのはわがままだろうか。これは(女性である)あなたの役目だから、責任を持ってやるのが大人というものか。性差別や貧富の差の問題がかなり顕然化している現代韓国らしい小説だと思う。2026/03/07

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