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馬を盗みに

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560090138
  • NDC分類 949.63
  • Cコード C0097

出版社内容情報

「ぼくら、馬を盗みに行くんだ」1948年、スウェーデン国境に近いノルウェーの村で、父さんと過ごした15歳の夏。老境にさしかかった「わたし」の脳裏に少年時代の思い出がよみがえる。

内容説明

「ぼくら、馬を盗みに行くんだ」1948年、スウェーデンとの国境に近いノルウェーの小さな村で、父さんと過ごした15歳の夏…そこから50年余りを経た1999年の冬、人里離れた湖畔の家で一人暮らす「わたし」の脳裏に、消えた父との思い出が鮮明によみがえる。ノルウェーを代表する作家による、みずみずしくも苦い青春―老境の物語。40以上の言語に翻訳された世界的ベストセラー。

著者等紹介

ペッテルソン,ペール[ペッテルソン,ペール][Petterson,Per]
1952年、ノルウェーのオスロ生まれ。司書の資格を持ち、書店員、翻訳、文芸批評等の仕事を経て、87年、処女短篇集Aske i munnen, sand i skoaiを発表。本書『馬を盗みに』はノルウェーで2003年に刊行され、国内の2大文学賞(ノルウェー批評家協会賞、書店が選ぶ今年の1冊賞)を受賞。05年に英訳Out Stealing Horsesが出版され、英インディペンデント紙の外国小説賞(05年)、国際IMPACダブリン文学賞(07年)を受賞

西田英恵[ニシダハナエ]
1978年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了(文学修士)。専門は英米文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

43
隠居後に住む家の隣家は嘗ての友人であったが、同時に自分達のせいで人生を失った者でもあったら…。本来なら負わなくてもいい贖罪のために人生を奪われたラーシュの家族との軋轢やそれでも持ち続けた愛が痛々しい。そして偉大だと思っていた父の姑息さ、狡さ、それを正さなかったことを時と共に知る子供の心情は誰しもあるのだろう。先立たれた妻への想いを持ちながら愛犬リーラとの生活は一見、穏やかだ。しかし、自分が若かりし時から歳を取ったことで愛する人から「特別ではない」と思い知らされる夢のリアルさが切実すぎて胸がズキズキします。2016/03/02

チェ・ブンブン

28
幼少期の「悪」は鮮明に脳裏に焼き付くものだ。時間と場所を長年旅し、ふとその「悪」に向き合った時の切なさ。スリルを失い、老いてゆく爺さんがスリルを求めるかのように過去と向き合う。それを見る、まだ老いを知らぬ者。自分の秘密を多角的に捉えて、また北欧の寒々しい描写を挿入することで切なさを増大させた作品と言えよう。北欧研究サークルに入って初めて読んだガチな小説でした。2014/03/04

秋 眉雄

15
「古い車に新しい部品を買って金を無駄にすることはありませんよ」ドキドキさせ、しみじみさせ、キュンキュンさせる。それでいて奥行き深い非常に映画的な小説でした(父親役にサム・シェパードはどうだろう)。父と自分、自分と娘。そこに横たわる半世紀という時間。記憶の中の父親の年齢をとうの昔に追い越し、すでに老境に入ってもなお、娘の父である前に息子であろうとする主人公。もしかしたら、世の大半の男がそうであるのかもしれないなと、女性はすんなりと娘を終えて母親になるんじゃないだろうかという気がしました。すごくイイ小説です。2016/09/22

ぱせり

15
最後の一文が良いです。季節は冬にむかう。でもこの厳しさが、いっそ明るく見える静寂でした。読者としてはこの簡素な静けさのなかに置いていかれるのがうれしくもあります。深い雪の下から、夏のトウヒとコケのにおいがしてくるような気がします。2011/04/15

星落秋風五丈原

12
“馬を盗みに”という言葉に父と息子、それぞれ異なる想い出を持つ。かつて若者だった男が60代になって友人の弟と再会する。そしてよみがえる忘れられない夏の思い出には若い女性への思慕、神聖視していた父の裏の顔など、甘さと苦みが同居する。2013/07/16

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