出版社内容情報
スペインとフランスにまたがりながら、どちらの国の言葉ともまったく異なるバスク語。いまだルーツが謎の言語に触れてみませんか。
目次
1(文字と発音のしくみ;書き方と語のしくみ;文のしくみ)
2(区別のしくみ;人と時間のしくみ;「てにをは」のしくみ;数のしくみ;実際のしくみ)
著者等紹介
吉田浩美[ヨシダヒロミ]
秋田県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、東京大学人文社会研究科言語学専門分野博士課程修了。博士(文学)。専門は言語学、フィールドワークに基づき現代バスク語諸方言の音韻や文法の記述を行なっている。早稲田大学、大阪大学などでバスク語の授業を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
115
Nola esaten da euskaraz?(バスク語で何て言うの?) バスクチーズケーキやバスク風ソース、日本では食べ物系で聞く程度。台湾の中国拳法世界大会で昔はバスク代表が来てて、旗とか国歌とか。 前置詞がなく、すべて語末の変化。数字は20進法。フランス語の影響だろうか 2024/09/29
KF
8
欧州言語の三大グループはゲルマン語、ロマンス語、スラブ語であり、マイナーグループがウラル語。バスク語はいずれにも分類されず孤立言語。地域はピレネー山脈を挟んで半数以上がスペイン、一部がフランス。孤立言語でありながら、文法上日本語に通じる部分があり、入口で身近と感じる事も出来るが、そもそも産業として語学学校もなかなか探せるものではない。孤立はしているものの流入している外来語は欧州語が多く察しがつく単語もある様子。説明は無いが、この言語も単数と複数はきちんと区別。極東言語にはない習慣で興味深い。2024/10/06
shoko.m
1
文法用語を使わずに、やさしいことばでバスク語のしくみを解説してくれる本。先に出てきた単語や文法のしくみを使って、次のステップへの説明をしているため、とてもわかりやすい。文法以外の単語の成り立ちや文化の紹介も興味深い。バスク語を勉強しようかなという方はまずこちらを読んでみては。2022/04/01
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