出版社内容情報
ピジン、クレオルはいかに生まれ、どのように形成されていくのか。異なる言語の出合いをとおして人間の言語とは何かを考える。
内容説明
ことばとことばが出合うとき。異なる言語の出合いをとおして人間の言語とは何かを考える。著者が生涯にわたって追い続けた最大のテーマ、初の単行本化。
目次
第1部 「出合い」の言語学(「異なる言語」をめぐって;言語の死、言語の誕生;「ピジン語」というあり方;ピジン化の過程;トク・ピシンという言語;クレオル語の多様性;クレオル語とさまざまな変種;ピジン・クレオル諸語の背景;多言語社会のクレオル語;バイリンガリズムとクレオル語;クレオル大国、ハイチ;ピジン・クレオル諸語研究の広がり)
第2部 「ことば」を追って(わたしと「ことば」、そして「言語」との関係;「ことば」に触れる;「言語」に触れる;「言語」の置き換え;「異なった言語」間の接触へ;「ピジン・クレオル」と呼ばれる諸語;「言語」の誕生と死;クレオル語の背景)
著者等紹介
西江雅之[ニシエマサユキ]
1937‐2015。1937年、東京生まれ。言語学・文化人類学者。早稲田大学大学院文学研究科芸術学専攻修士修了後、フルブライト奨学生としてカリフォルニア大学(UCLA)大学院・アフリカ研究科に留学。帰国後、東京外国語大学、早稲田大学、東京芸術大学などで教壇に立った。また、主に東アフリカ、環カリブ海地域、インド洋諸島、パプアニューギニアで言語と文化のフィールドワークに従事。アフリカ諸語、ピジン・クレオル諸語の先駆的研究をなした。現代芸術関係の分野での活動も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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