出版社内容情報
ユカラなどの口承文芸やトナカイ、ラッコ、こんぶなど私たちにも馴染みの言葉で親しいアイヌ語学習書の決定版。沙流方言を採用。
内容説明
はじめての入門書。アイヌ語が復活し、カムイが蘇る。現代人に警醒を促す豊穣無辺の世界。オピッタヤクコロペネ！
目次
アイヌ語ってどんなことば？
文字と発音
これはギョウジャニンニク？
カラスはトウモロコシを食べる
どこから来たの？
あなたのお名前は？
働いて手が痛い
今夜あなたたちは何が食べたい？
クマたちも引き返すんじゃない？
どのように使うものなの？
お兄ちゃん、お姉ちゃん、遊ぼう！
水をおくれ！
おばあちゃん、久しぶり
私たちはあの世の入り口を探している
誰に着せるんだい？
小さな家が建っている
さあ！海で泳ごう！
私は８歳
なまけものの少年
わかることなら教えてあげる
私には父がいて、母がいて
なあに？
著者等紹介
中川裕［ナカガワヒロシ］
東京大学大学院博士課程中退。アイヌ語学専攻。千葉大学人文社会科学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Koning
12
アイヌ語のニューエクスプレス版。旧エクスプレス（CD）から年月が経って当時の共著だったアイヌ語話者の死去等もあって対象が千歳方言から沙流方言になったこととテキストの内容に文化的要素をかなり入れた事などまるっきり新しい別の本になった。CDに吹き込む親子３人と合わせたダイアログも内容的にはすっきりしている気がする。ただ、やはりもはや母語話者という訳ではないので音声はなー（汗。STVのアイヌ語ラジオ講座と同じ問題なんだけど、こればかりは仕方ないとこですな2014/01/27
きはち
2
アイヌ語初級終了、さすがに３か月はかけすぎた感ある。評判通りCD音源がつたない部分はあったけれど、文法の説明は丁寧だし文化に関する説明もあるし練習問題もしっかりしてるしで良い入門書だった。復習もしながら、次は中級編の「カムイユカラでアイヌ語を学ぶ」に手を付けよう。2020/03/28
しろきいろ
1
図書館。アイヌ語と日本語はあまり交流のないお隣さんであり親戚ではないという関係性がぼんやりとわかりました。シシャモはアイヌ語由来、拝む→オンカミと日本語からアイヌ語になったりするものの単語の貸し借りに留まるのはそれぞれの言語が育んできた世界観の根元のところが異なるからなのかな。語学としての習得はかなり難しいですがコラムだけでもとても楽しめました。2018/10/27
