ジャンヌ・ダルク処刑裁判 (新装復刊)

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ジャンヌ・ダルク処刑裁判 (新装復刊)

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  • サイズ B6判/ページ数 404p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560084397
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0022

出版社内容情報

伝説につつまれてきた「オルレアンの乙女」が、教会裁判にかけられ、異端の判決を受けて破門・火刑に処せられるまでの全過程。

「オルレアンの乙女」として伝説につつまれてきた少女が、教会裁判にかけられ、異端の判決を受けて破門・火刑に処せられるまでの全過程を、第一人者の詳細な調査で明らかにする。(書物復権)

【著者紹介】
東京都出身。1924年生まれ。1948年、東京大学文学部西洋史学科卒業。フランス史専攻。成蹊大学名誉教授。オルレアン市立「ジャンヌ・ダルク研究センター」名誉委員(1974年~)。主な著書『ジャンヌ・ダルクの神話』(講談社)、主な編訳書R・ペルヌー『オルレアンの解放』、同『ジャンヌ・ダルクの実像』(以上、白水社)、A・ブールド『英国史』(共訳、白水社)

内容説明

古文献の綿密な解読を通して初めて解明された「オルレアンの乙女」の真実と実像。

目次

解説
ジャンヌ・ダルク処刑裁判の記録(予備審理(一月九日―三月二十五日)
普通審理(三月二十六日‐五月二十四日)
異端再犯の審理(五月二十八日‐五月三十日))
巻末付録 ジャンヌ・ダルク生涯の旅程図

著者等紹介

高山一彦[タカヤマカズヒコ]
東京都出身。1924年生まれ。1948年、東京大学文学部西洋史学科卒業。フランス史専攻。成蹊大学名誉教授。オルレアン市立「ジャンヌ・ダルク研究センター」名誉委員(1974年~)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

68
今年いちばん泣けた本かも。ジャンヌの物語はいくつも読んで来ましたが、肉声はレベルが違います。裁判記録というだけあって、その場にいた裁く側の男たちの名前がずらっと並んでいますが、こういう権威のカタマリみたいな連中に囲まれて、自分の信仰を全て否定されながら、毅然とした回答を続ける少女の姿が本当に素晴らしいです。解説も豊富で、異端審問官代理のルメートルは拷問や審議の進め方に否定的だとか、人物像も浮かび上がってくる。本当にいい本です。2021/10/17

しょうご

1
小説ではない。ジャンヌ・ダルクの宗教裁判の全記録である。(中略・・・)ジャンヌも神、天使、聖女カトリーヌ、マルグリッドから直接の公現、啓示を受けたことを一歩も譲らなかった。火あぶりの刑の恐怖心から改悛の誓いで署名するが(この段階で生涯、パンと水の牢屋に投獄が決まったのだが)、最期は自分の信念を曲げることなく、異端のレッテルを貼られた。時代が時代とはいえ、あまりにも理不尽で報われない、怒り心頭となる。2019/07/22

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