出版社内容情報
ヘイトフルな世界に愛の歌がひびくなか、全人類を震撼させる極秘プロジェクトが始動していた。エロティックSFスパイ活劇。
【著者紹介】
1962年生まれ。九州産業大学芸術学部デザイン科卒。劇作家、演出家、俳優。劇団「大人計画」主宰。著書に「キレイ」「ウェルカム・ニッポン」など。
内容説明
ヘイトフルな世界に愛の歌がひびくなか、全人類を震撼させる極秘プロジェクトが始動していた―。「大人の新感線」のために書き下ろされたエロティックSFスパイ活劇。
著者等紹介
松尾スズキ[マツオスズキ]
1962年生。九州産業大学芸術学部デザイン科卒。大人計画主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
セリフの魔力本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
anco
10
松尾スズキさんが書いた大人の新感線「ラストフラワーズ」の戯曲。笑い満載でしたが、最後は優しい作品でした。お芝居を見に行きたくなりました。2014/09/17
MIC
3
松尾スズキさんによる大人計画と劇団新感線との合同公演の戯曲。実際のお芝居もすごく面白かったですが、戯曲読んでもすごく面白かったです。細かい小ネタもすでに戯曲上にありました。そのまま読んで面白いものを演じるのは難しいと誰か言ってましたが、わかるような気がしました。これを実際に面白くしていた俳優陣はさすがです。あとがきがパンフレットと同じだったのが少し残念。2014/08/06
やまねっと
2
破茶滅茶だが一本筋の通ったストーリーで大人計画的でギャグが新感線。 とても面白かった。 実際の舞台が観たかった。当時金がなくて観にいけんかった。借金してでもしておくべきであった。 大人な新感線、計画から素晴らしい。とにかくめちゃくちゃなのだ。 再演は多分ないだろう。こんな贅沢なのは一回限りだから良いのだ。2020/04/05
wknwkn
2
舞台がとっても面白かったので読んでみました。合同公演なので松尾ちゃん気合い入っていたように思います。大人計画らしさも新感線らしさも上手いことなってました。完全なるお笑い要素だと思ってた大家族設定(観劇時もめちゃめちゃ笑いました)だけどラストほっこりしました。喜びにも、哀しみにも、憎しみにも、ハンバーグ食べさせよう。2014/09/13
arisaka
2
大人の新感線公演のために書き下ろされた戯曲。因果が絡まりまくる松尾節全開、憎しみと報復の連鎖の中で最後に咲く花はきっと、亡き少女のようなひっそりと可憐な花に違いない。今までになく優しい終わり方にちょっと泣けた。2014/08/25