出版社内容情報
小児難病の治療に半生を捧げる著者が、子どもを看取る悲しみ、映画作り、俳句など、滲み出る数々の思いを綴った感動エッセイ。
【著者紹介】
1948年山形県生まれ。東北大学医学部卒業。聖路加国際病院小児総合医療センター長。著書に「小児病棟の四季」など多数。
内容説明
小児難病の治療に半生を捧げる専門医が、子どもとその家族のために働く日々を綴った感動エッセイ。
目次
1 泣けなくなったら、医者をやめる(十二歳の誕生日は;子を思う気持ちに ほか)
2 医人俳人(俳人同様;年齢考 ほか)
3 子どもをみつめて(チーちゃんが残してくれたもの;男の子の困った習性? ほか)
4 日記より(二〇一〇年;二〇一一年 ほか)
著者等紹介
細谷亮太[ホソヤリョウタ]
1948年山形県生まれ。東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院小児科レジデント、米国テキサス大学M・D・アンダーソン病院クリニカル・フェロー、聖路加国際病院小児科部長、副院長を経て現在同病院特別顧問、小児総合医療センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こうちゃ
13
小児難病の治療に半生を捧げる専門医の著者が、子どもとその家族のために働く日々を綴った日記とエッセイそして時々俳句。Ⅰ・泣けなくなったら、医者をやめるⅡ・医人俳人 Ⅲ・子供をみつめて Ⅳ・日記より2014/03/28
ゆかり
4
毎日忙しくしているのに、それでも小児科の子供達のことも決して忘れない。小児科医の鏡です。2019/04/26
月華
4
図書館 読んでいて、所々泣きそうになってしまいました。あちらこちらに出掛け、四六時中働いているのでは、と思いました。けれど、充実した生活を送っているのが伝わってきました。四人のこどもを育てながら、ささえ続けた奥さんもすごいなと思いました。2017/03/09
psy
4
長らく聖路加病院で小児科医として活躍された細谷亮太さんのエッセイ集。今回もいいお話、心に響く逸話がいっぱい。子どものため、と気負うというわけでもなく、自然体で、真剣にかたわらに寄り添っていく姿勢がいいなあ、といつも思います。大変にお忙しそうなのに、エッセイ書いたり趣味の俳句も嗜まれてて凄いなー。1度講演聞いてみたいんですが、ネットで見てもよく分かんなくって・・・また、次の本を楽しみに♪ってことでもいいかなw2014/04/04
Humbaba
3
医者だからといって、医学の全てに精通しているわけではない。また、例え知識としては理解していても、実際にどれほどの効果があるのかについては、体験してみないとなかなか実感できない。医者も一人の人間であり、まず自分の周りのことを意識することからすべてが始まるだろう。2014/04/22