出版社内容情報
パルティアという強大なライバルを相手にローマ帝国がくりかえした戦争と数々の失敗の原因を分析する。
内容説明
アメリカと同じ失敗を、かつてローマ帝国も犯した。千七百年以上前にイラン・イラクの地に栄えた大国、パルティア。この強大なライバルを相手にローマ帝国がくりかえした戦争と数々の失敗の原因を、アメリカの軍事大学教授が分析し、古代ローマの戦争観を考察する。
目次
序説
最初の接触
失敗の高い代償―クラッススとパルティア人
パルティアの反撃
アントニウスの遠征
外交による解決―アウグストゥスとティベリウス
コルブロの遠征とネロの和睦
パルティアにおけるトラヤヌスの冒険―今日の目から見た但し書きを添えて
ハドリアヌスからカラカラまで
ローマは何を、いつ知ったのか
戦費と帝国
結論―ひらすらにバビロンへ
著者等紹介
シェルドン,ローズ・マリー[シェルドン,ローズマリー] [Sheldon,Rose Mary]
古代ローマおよびビザンツ帝国を専門とするアメリカの歴史家。1987年にミシガン大学でPh.D.取得、ヴァージニア軍事大学の元歴史学科長で、現在も同学科の教授をつとめる。Intelligence Activities in Ancient Romeをはじめとして、古代世界の諜報活動と情報収集についての著者複数あり
三津間康幸[ミツマヤスユキ]
1977年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。日本学術振興会海外特別研究員(ロンドン大学SOAS)を経て、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員。セレウコス朝史、パルティア史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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