出版社内容情報
オスマン帝国から現代まで、5世紀にわたって醸成されてきたアラブ世界の「内在的論理」から説き起こす、中東近現代史の決定版。
【著者紹介】
コロンビア・カレッジを卒業後、ハーバード大学でPh.D.(中東史)を取得。ボストン・カレッジやオクスフォード大学で教鞭をとったのち、同大学中東センター所長。著書にFrontiers of the State in the Late Ottoman Empire (1999)やOutside In: On the Margins of the Modern Middle East (2002)などがある。
内容説明
アラブ世界から見た中東近現代史の決定版!16世紀のオスマン帝国によるアラブ世界征服から、英仏を中心としたヨーロッパ植民地時代、パレスチナの災難までを、気鋭の歴史家が鮮やかに描き出す。
目次
第1章 カイロからイスタンブールへ
第2章 オスマン帝国支配へのアラブ人の挑戦
第3章 ムハンマド・アリーのエジプト帝国
第4章 改革の危機
第5章 植民地主義の第一波―北アフリカ
第6章 分割統治―第一次大戦とその戦後処理
第7章 中東の大英帝国
第8章 中東のフランス帝国
第9章 パレスチナの災難とその影響
著者等紹介
ローガン,ユージン[ローガン,ユージン] [Rogan,Eugene]
アラブ近現代史が専門の歴史家。オクスフォード大学セント・アントニー・カレッジ中東センター所長(1998‐)。子供時代をベイルートとカイロで過ごし、アメリカのコロンビア大学経済学部に在学中、中東史に関心を持ち、トルコ語とアラビア語を修得。卒業後、ハーヴァード大学で中東研究のM.A.(1984)、Ph.D.(1991)を取得。サラ・ローレンス・カレッジ、ケンブリッジ大学の講師を経て現職。ケンブリッジ大学出版部の「現代中東シリーズ」の編集者も務める
白須英子[シラスヒデコ]
翻訳家。1958年、日本女子大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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