出版社内容情報
非人間的な近代産業に反逆し、逃避したはずの十九世紀芸術家たちが、テクノロジーに毒されていたことを喝破した文化史の傑作。
【著者紹介】
1905~1987年。アメリカの文化史家。著書に『ルネサンス様式の4段階』『ロココからキュビスムへ』『現代文学と美術における自我の喪失』など。
内容説明
産業社会に反逆した芸術家たちもまた、テクノロジー思考に支配されていた。近代を蝕む「方法の制覇」「視覚の専制」をあばき、距離と疎外の問題を論じた文化史の名著。
目次
1 方法の征覇
2 ロマン主義者と唯美主義者
3 ミメシス―視覚的なるもの
4 疎外された世界
5 参加
6 接近
著者等紹介
サイファー,ワイリー[サイファー,ワイリー][Sypher,Wylie]
アメリカの英文学者・文化史家。1905年、ニューヨーク州マウント・キスコ生まれ。アマースト・カレッジ卒業後、ハーヴァード大学で博士号取得。元シモンズ・カレッジ教授。主に文学と美術に拠ってルネサンス期から二十世紀に至る西欧精神史、文化史研究を壮大なスケールで展開した
野島秀勝[ノジマヒデカツ]
1930年生まれ。東京外国語大学卒業、東京大学大学院英文科博士課程修了、お茶の水女子大学名誉教授。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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